第17話 都大会

今日は都大会の決勝戦をしに来ている。

俺の心臓はドクンドクンと波を打っている。

それもしょうがないだろう。

今日勝てば全国だ。

ワクワクしないわけが無い。


俺は、1回戦は7ー3で圧勝したそのうち7点を全て1人で決めた。

2回戦は、5ー2で圧勝し5点を1人で決めた。

3回戦は、4ー2で勝ち4点を決めた。

4回戦は、5ー2で辛勝ち5点を決めた。


だから、ここまでで、、21点を決めたことになる。


それに、最近チームの成長が著しい。

特に、元キャプテンである、佐野 涼の成長は少し羨ましいほどである。

俺は、今伸び悩んでいる。

それは、自分個人に対する目標が、左足でも右足と遜色なく蹴れるようになることしかないからだろう。

よって、俺は今とても伸び悩んでいる。


だが、それはそれで嬉しいし。

多分俺が居なくても、地区大会でべすと8は確実問題はべすと4の壁と言ったところだろう。


俺はママから貰ったゼリーを10秒で一気に飲み干して、アップを始める。

今回の試合は、個人技で試合状況を覆すというのは、少し厳しいと思う。

相手は、前回都大会で優勝し、

全国大会では、4位になっている。

試合を観戦しても分かるように、

レベルが高い。


相手のチームにいる、加奈ちゃんは、こっちを見て話しかけたそうな雰囲気を出しているが、悪いが今は無視だ。

俺は、アップをしながらどんどん集中力を高めていく。


今日はママも明日香ちゃんも見に来てくれている。

もしかしたら、明日香ちゃんは加奈ちゃんの方を応援しているかもしれないが、

応援してくれてるしてないの以前に負けた姿を見せたくない。

そして、何より試合に負けたくない。


そして、両チームアップを終える。


そして、みんながピッチに立つ。


主審は、どっちからのボールで始めるか判断するため、各チームのキャプテンを呼ぶ。


そして俺とあっちのチームのキャプテンはその指示に従って、主審のもとコイントスがおこなわれた。

ボールは、相手ボールになった。


俺はセンターサークル(ピッチの真ん中にある大きな円)のまわりで、試合開始の笛を待つ



「ピッ」

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