第13話 地区大会 決勝戦 後半
ふー
試合は3話2で試合状況は勝っている。
だが、全然油断ができないのは確かだ。
後半30分この長い時間を守り切れるか。
まぁ、と言っても追いつかれたら俺が前に出て、また点差を離すつもりだけど、
この後の試合のことを考えると、
毎試合毎試合点の取り合いになり例えばシュートがポストに当たりまくって事故って負ける可能性が高いのも事実。
だが、まず都大会に行くには勝たないとな。
後半15分
相手が焦り出したのか、後ろからタックルをしてイエローカードになる。
フリーキックの場所はハーフラインの奥、
少し直接狙うには遠い。
カーブシュートしても、恐らく止められるだろう。チームメイトの誰かにボールをあわせようか、と悩む。だが、正直いいパスを出して、チームメイトが合わせられるかが微秒だ。それなら、カーブシュートの方がいい気がした。
いや、無回転シュートを打とう。
10回打ったら3回は、無回転シュートが回転の少ないシュートになってしまうが、今は何故か失敗する気がしない。
そして俺が左後ろに数歩下がる。
一回大きく深呼吸をしてから、
ゴールを見る。
軽く3回ジャンプしてから軽く走り始める。
狙うのはキーパーと右ポストの間。
あまり狙いすぎるのは怖いので少し余裕を持たせる。
そして、俺の右足から放たれたシュートは、圧倒的な威力があったり、スピードがあったりするわけではない。
だが、そこから放たれたシュートは右や左に曲がったらはたまた下に少し落ちたりまるで、ボールがまるでピッチで踊っているのかのように、キーパーに向かっていく。
だが、距離が離れているのでキーパーは慌てず、両手でしっかりキャッチする。いやしたはずだった、だがその掴んだはずの手には何もなかった。
そう目の前で落ちたのだ。
恐らく、小学生でも無回転は蹴れる人はいるだろう。だが、おそらくここまで変化する無回転シュートは、高校生でも少ないだろう。
4ー2に点差を離された相手は、
どんどん攻めてくるが、
俺がいるので攻めきれずに終わった。
何故俺がいるだけで攻めきれなかったかは
その理由は、主に三つある。
1つ目は、少し後の未来を見る能力により、
相手が次何をしてくるかわかる事
による、統率力上昇。
2つ目は、少し未来を見る能力と、
神様の加護と前世の経験と今世
の努力による、試合で1対1で
1回もも抜かれなかったこと。
3つ目は、神様に筋肉質の体でスポーツに
最適な体を作ってくれたことに
あたり負けがしないからだ。
うっ、考えてみれば、ほとんど神様に貰ったことだけど考えても虚しくなるなだけだから、考えない方がいいな。
今は、ただ勝てたことと都大会の切符を手に入れたことを、みんなで喜ぼう。
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