櫻花が咲いた頃に彼氏さんが帰ってきたところで察しましたが、まさか本当にそうなってしまうのは虚しいですね。人生の終わりに対する美への疑問も興味深いです。なぜ人は散っていく花を綺麗と思うのか？　そしてこれが人間の場合、綺麗な散り方とは一体なんなのか？　

主人公の櫻さんも、櫻の木の枝を折ってしまったことに皮肉を感じました。御守りの気持ちとして渡したつもりかもしれませんが、まさか死の宣告になるなんて思いもしないでしょう。

彼氏さんが軍人なのも魅力的ですね。国のために戦うのが夢だったなら、戦場で散るのが軍人にとって一番美しい死に方なのかもしれません。もちろん、他人事のように言えることではありませんが。

勝手な考察で申し訳ございません。興味深い作品をありがとうございます！