すべての感情を点すひと(まとさんへ)
まとさんへ
まとさんと出会ったのは、共通で好きな漫画があって、ふとしたツイートにリプライしたことでした。
その漫画のことはご存じですね。もちろん、「花もて語れ」です。あの漫画はいいですよね。ぼくは死んだとき、棺桶にあの漫画を入れてほしい。あの世までもっていきたいくらい好きな漫画です。まっつん、覚えていたらぜひお願いしますね。
あなたはとても感受性の高い人間だと思っています。うつくしいことを知り、喜びを知り、その反面、人生の厳しさや悲しさ、そして怒りというものを知っている。いろんな経験をしているけれど、いつもぼくには笑顔を向けてくれる。なんだか妹みたいに思ったことがあります。いつでも「おにいちゃん!」と頼ってくれていいのだけれど、そのせりふはまだ聞いたことがありませんね(笑)
まとさんとはしみじみとした仲です。LINEを交換しているし、zoomでお喋りをしたこともある。だけど毎日メッセージを交わすということはありません。しかし私はあなたのことを、本当に近しい人間だと感じているのです。
あなたの笑顔がすてきだ。あなたの書く毒がすばらしい。ぼくは、あなたという存在全てが好きなのです。いつかぼくが自分の生活における愚痴をこぼしたことがありますね。あなたはまるで自分のことのように怒ってくれて、そして自分の話もしてくれました。あの心遣いがうれしかった。ぼくはこのひとにたいせつにされているのだ。そう、思いました。
この画面の向こうで、まっつんは今日も笑ってくれているかな。
ぼくはあなたの笑顔を願っています。かつてお話をしたように、ぼくはいつか作家友達とのオフ会を開こうと思っています。そのさいの第一志望は関西です。だって、あなたと、あなたの大好きなJEDIさんに会えるから。二人の笑顔を見ることができるだろうから。
みんなで旅館の大部屋に泊まって、お酒を呑んでゲームをしましょう。恋バナをしたり枕を投げたり、時には創作論を交わしたり「もう寝るぞー! 笑ったやつ負けな!」で笑いをこらえる勝負をしたり。そして旅が終わったら、みんな胸を張って日常に戻って。
まとさんの人生はこれからさらに輝いていきます。
今、進捗を報告し合うグループで一緒にがんばっていますね。ぜひ長編を完成させて出版社に提出してやってください。長編の完成は自信に繋がります。創作においても、日常生活においても。これからも、肩を組んで歩いて行こうぜ。
おじいちゃんになっても。
おばあちゃんになっても。
いつまでも――。
いつまでも。
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