情熱はかわいらしい(KAHORUさんへ)

KAHORUさんへ


 私が2020年5月に今のアカウントでTwitterを始めたころ、主なフォロワーさんは絵描きさんでした。絵描きさんの中にはゲームが好きな方が多く、私は偶然にもとあるゲームのコミュニティに入っていたのです。そのコミュニティにいらっしゃったのが、KAHORUさんでした。


 残念ながら、結局のところ私はゲームをすることなく、コミュニティの多くの方々からは離れることとしました。やはり、一番の趣味という部分で共有できないのは申し訳ないと思ったので。だけどKAHORUさんは逆に、時間が進めば進むほどに仲良くなっていけた。そんなふうに感じています。


 KAHORUさんは、人懐っこいというか、すごく前向きなんです。相手の懐に入ることのできる方です。在宅勤務中にノリで「通話しようか!」と提案したら即乗ってくれました。音楽の話になればポルノグラフティのことを語ってくれましたし、私が句会にお誘いすればすぐに参加してくれました。私が近鉄特急に乗っていて、刀剣乱舞のグミを食べたり津の写真を撮りながらあなたとメッセージを交わしたこともありましたね。なんというか、すぐに話に乗ってくれる、爽やかに接してくれる、そんな温かさを私はあなたに感じてきました。


 今さらながら、ぶっちゃけた話ですが。私の趣味とKAHORUさんの趣味はけっこう違います。それなのに、どうして現在進行形で仲良くなれているのか。それはひとえに、KAHORUさんがどんな話にも合わせてくれる、というやわらかさをもっているからです。そして、こちらの企画や発案に興味をもってくれるからです。このお手紙の企画がまさにそうですよね。だから私も、新しいことをあなたから教えてほしい、という態度で接することができています。これからも一緒に、たくさん楽しいことをやって過ごしていきたいなと思っているのです。


 さてそんなあなたですが、最近とても嬉しいことを聞きましたよ。

 一次創作の物語が完成したそうですね。これって、私たちの共通の趣味になりませんかね。少なくとも私は大きな種だと思っています。これから成長し、うつくしい花を咲かせていくであろう関係の種。


 これから一緒に、たくさんの創作をしていきましょうね。

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