THE・ROCK(鉄乃蜘蛛さんへ)

鉄乃蜘蛛さんへ


 衝撃的。これはすげえ……。


 私は息を呑みました。あなたが一日に一桁や二桁のカロリー摂取で生きている、というツイートを拝見したときです。後から聞いたところによると、定期的なダイエットだということ。しかもふと他のツイートに目をやると、なんと商業作家様だということ。

 何者なんだろうと思い、私は指をあごに当てました。なんだろうなんだろうと思っている間に、あなたからはリプライが届く。いや、ほんとうに何者なんだろう。


 そんな、ありし日の思い出が頭の中に浮かんだりします。だけどあなたはいつも私と、積極的に言葉をかわしてくださいました。好きな音楽(エレカシ・イエモン)のこと。好きな漫画のこと。今の取り組みとか姿勢のこと。藤子F不二雄先生への悪口だけは絶対に許さない! と強くおっしゃっていること。ちなみに先日のzoomでは「藤子F不二雄先生の異常だったところは、手塚の悪口を言った奴を出禁にしたことくらいですね」とおっしゃっていましたが、いやいや、蜘蛛さんも。えへえへ。


 でも私は感じましたよ。あなたとzoomをするまでは、けっこう強めの方だと思っていたのです。信念という意味で。もちろん強い信念をおもちというのは理解のとおりだったのですが、蜘蛛さんの振る舞いや話し方が非常に丁寧だったものですから、私は驚きました。そういえば詩一さんに「木野さんとzoomしたい」とおっしゃってくれたのでしたね。その言葉がうれしかった。今も蜘蛛さんのこころの中にいるんだなぁという嬉しさが、じんわりと身体に染みこんできましたよ。それだけに、ちょっと用事があって二時間少しで解散となったのは失礼しました。蜘蛛さんガッカリされていましたもんね。これ、いつか謝らないとと思っていたのです。ここの場をお借りして、お詫びします。


 蜘蛛さんは豪放磊落でありながらも丁寧。これってもしかすると、自分のなかの要素と繋がっている部分があるかもしれません。だから私はあなたと、地球と月のような位置で、いつも意識しながら付き合っていけるのではないかと感じているのです。

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