二つの波紋が触れ合うのかも(板野かもさんへ)
板野かもさんへ
私は考えていました。
自分の小説をTwitterの、固定ツイートで紹介するにはどうすればよいか。
そこで漫画の帯みたいな短い紹介文を添えてツイートしたところ、あなたは「俳句大好きJCってなんですか!?」と私にリプライをくださいましたね。あれが、あなたとの関係の始まりだったと記憶しています。
それから私は、リライト企画、NTR企画、匿名コンテスト、キューリングなど、たくさんの企画であなたと一緒に遊びました。あなたは言っていましたね。「創作者としてだけでなく、企画者としてもウマが合う」と。ありがたいなぁと思って、お言葉をいただきました。
しかしそれからすぐのことでした。5chであなたが叩かれまくっているところを見つけたのは。私は息を呑みながら、それらの攻撃を隅から隅まで拝読しました。そして思ったのです。
(板野さんの悪口書くならぼくの悪口を書いてくれよ!)
実際板野さんが複数の人とバトルしているところを目にしました。だけどあなたはいつも、私だけには優しかった。何一つ厳しい言葉をもらったことがない。だから私は、あなたにメールを送ったのです。
お互いに事情があって、Twitterを離れましたね。カクヨムのアカウントも消した。だけど私はあなたとメールを交換した。いつか再び、繋がることのできる日を願って。
そして板野さんは、久方ぶりに復帰されました。私も、同じ大地を踏んでいました。かくして二人は繋がり、DMを交わし、LINEで朝の7時まで電話をしたりしましたね。
あなたは以前の『強さ』を控えるようにしたとおっしゃっていました。私の友達の中にも、同じ感想をもった方がいます。だけど私には、まったく同じに見えた。だってあなたは昔も今も、私には優しいのですから。
私はあなたの企画で友達を得ることができました。友達がいなくて、細々と生きてきた私に、あなたは『縁』というものをくれました。そしてあなたは私の作品を紹介してくれました。こっそりと、かつ、強く。海中で泡をはくような私が、誰かに手を引かれてみなもに上がることができた。なんと、幸せだったことか。だから私は、あなたからもらったものをずっと覚えているのですよ。
今は、この春があなたの良き転機となることを祈るばかりです。
すべてのことに際して、朗報をお待ちしています。
作家として、友達として。……それから。戦友、として。
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