受験日記

ヤッキムン

第1話

今日は第一志望校の入学試験日だった。最初は英語。ほぼ出来た。満点にちかい。間違ったとしても、1問か2問だ。

次に国語。これも、ほとんど出来た。満点にちかい。間違ったとしても、1問か2問だ。

最後に数学。数学は自分は好きな教科なので、世界史、日本史、数学からの選択で、自分は数学にした。まず、答えだけを書く問題が数十問。全部出来た。

この時点で、めちゃめちゃ舞い上がってしまった。自分が第一志望校のキャンパスを歩いてる映像が浮かんできた。

数学の最後の問題は、答えに至るまでの解き方を全て書く問題が1問。これで、今日の試験はおわりだ。

グラフを用いて解く問題だった。自分のいちばん苦手な問題だった。

解き方が全くわからなかった。グラフをどう書いていいのかも、わからなかった。

たぶん、この教室 みんな数学の選択者だろう。問題を見ながら、あせってたら、自分のまわりの受験生が 「トイレにでも行って、頭をひやして来れば...」って自分に言ってくれてるようだった。

でも自分は、解き方が全くわからなかったから、トイレに行ったところで一緒かも と思って、そのまま 自分の書ける最大の解答を書いたのだけど、全く 解答になってなかった。

数学を選択するのは、世界史や日本史と違って、満点をねらって数学にするのに、これでは、大幅に減点になってしまう。

数学の前の、英語と国語はほぼ満点だったから、数学も満点ちかく取れれば、おそらく合格出来てる!

好きな数学をあまくみすぎた、ていうか、受験勉強ほぼ英語と国語を完璧に近くやっていたけど、数学は得意だったので、完璧でなかった。数学の良い問題集1冊か2冊完璧にやっておけば良かった。苦手なグラフ問題を完璧にしとけば良かった...

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