32回目(実質28回目)スチームパンクならなんとかしてくれる?
えー、本来なら習作を兼ねた新作の公開開始とともに、このエッセイを更新する予定でした。
が、その『習作/新作』が日の目をみないまま、書きかけでお蔵入りしそうなのでこちらの更新をすることにしました。
はい、そんなわけでコツコツちまちま書いておりました。
(1ヶ月以上かかって3万字超えたら、それはもう習作と呼べるのかという問題はありますが)
ヨーロッパないし英国を舞台に、飛行船と馬車と列車とガス灯を出そうとすると、現実ベースの年表だと色々辻褄が合わないことに気づいて頭をかかえています。
特にヤバいのが飛行船とガス灯。
ここだけで時代が100年くらいズレています。作中で出そうとしている大型商業旅客船としての飛行船が飛ぶ80年前くらいには街灯はガス灯からアーク灯という電気光源に置き換わりはじめています。
馬車にしても、飛行船が商業就航している頃には第一次世界大戦が終わっており、アメリカを中心にモータリゼーションが発生、T型フォードを中心に中流世帯以上の内燃自動車が普及をはじめています。
(しかも年代設定的には第一次世界大戦の十数年後くらいという)
自分で自分に、
「お前ダウントン・アビー見てて馬車から自動車への移行、第一次世界大戦、電気や電話の普及まで見てるだろう! なんでわからなかったんだ!」
と突っ込みたくなります。
そこで取ってつけたように「スチームパンク」というフレーズが頭をよぎるも、
スチームパンクの王道といえば18世紀か19世紀の欧風様式。
産業革命、ヴィクトリア朝遅くともエドワード朝くらいの時代。
そのあたりを意識すると、今度はファッションが合わなくなってくる。
ダウントン・アビーですらエドワード朝の次の時代、ウインザー朝の話。(※ダウントン・アビーは第1話でタイタニック号沈没により跡継ぎが亡くなるところからはじまる)
スチームパンクは自動車などの内燃機関が存在しないか開発中という世界観。(だからなんでも蒸気機関とかバネとかゼンマイ仕掛けでなんとかする世界)
そもそもスチームパンクをやるにしても小市民的なお話なのでガジェットが乏しすぎるという。
まあそういう細々した設定は時代にあわせて描写を置き換えて書き直せばいいので、そこまで大きな問題でもないのです。
そんなことより現在進行系で話が詰んでいるのが、
『今書けているシーンとプロット上の展開が上手いこと繋がらない』という問題。
……こればっかりはなにか妙案思いつくまでは手のつけようがありません。
そんなこんなで行き詰まった感じですが、いつものアニメ感想・プロレス寸感いきたいと思います。
・終末トレイン、どこへいく?
幼馴染と不思議の国のアリス級にゆがんだ世界の西武池袋線の旅は現在、最終話が迷子です。
一応これを更新している6月24日の25時には放送されるらしいのですが……。(私の視聴環境であるネット配信では30日深夜に予定されてる)
まさか『SHIROBAKO』監督・脚本でリアル「万策尽きたー!(作中でトラブったときに叫ぶフレーズ)」に遭遇するとは……。
・龍族
終盤にさしかかってようやく展開についていけるようになったかな、という感じ。
原作小説とかがあるのだとしたらそういうもので情報補填しないとついていけないくらい細かい設定が多く、大味にしかとらえられないのがつらいです。
・鬼滅
なんというか、往年のドラゴンボールZほどではないにしても「水増し感強いな」というのを感じながら見ています。(実際配信サイトで1・5倍速再生で見てます)
・となりの妖怪さん
人間と妖怪さんの寿命の違いの話は、ペットロスの身としてはとてもしみじみと沁みる話でした。
ただ、最終話目前になって「私が書きたかった異世界モノ(他世界と自世界の境界線が崩壊する)」みたいな話になってて少々戸惑ってます。
・夏季視聴予定アニメ。
異世界スーサイド・スクワッド(多分初めての異世界モノ!)、ATRI(世界観に惹かれた)、しかのこのこのここしたんたん(カオスな予感がするので)、逃げ上手の若君(たぶん見る)。
見ようか迷ったけど、多分見ないアニメとして冲方丁原作の『ばいばい、アース』があります。
私、この原作を十数年前に、天野喜孝絵のハードカバーで読みました。
終盤にこの世界観の背景を知って、鳥肌が立ったのは今でも覚えています。
ただ、文庫版の表紙を見たときの主人公のキャラ絵も解釈違いと思いましたが、
アニメ版のキャラ表を見たとき「ああ、これは無理」と思いました。
なんというか、もっともっふもふの獣人ディテールだったら視聴したのですが「動物の耳鼻で肌の色変えたら、はい獣人」みたいな、悪い意味でウマ娘止まりの絵を見て「これじゃないスイッチ」が発動してしまいました。。。
もっとゴリゴリの獣人を期待していたのです。
続きまして、プロレスですね。
・スターダム
脱ロッシー小川体制下のスターダムが意外と積極的な外交戦略を取っていて遠巻きに見ていて興味深い反面、眉をひそめています。
例えば、6月22日、『スターダムの白いベルト』ことワンダーオブスターダム王座がセンダイガールズの岩田美香の手にわたり、いわゆる他団体へ流出しました。
センダイガールズは里中明衣子率いる東北の超実力派団体です。ただ華がないストロングスタイルと地方の団体ということもあって、東京のメジャー団体ほど光があたっていなかったので、これで流れが変わればいいなと思いました。
それとは別に海外AEWでは白川未奈が日本人選手として目立ってます。
ちょうど志田光が自身が主催する舞台や国内団体興行に参戦するなどで帰国している合間を埋める形ではあります。
白川選手は、典型的なアメリカンプロレスのディーヴァ型(元チアリーダーのような性的主張の強いスタイル)な選手であり、向こうでウケるのは非常によくわかるのです。
わかるのですが、その一方で、その型にはまらない既存のAEW所属の日本人女子選手(坂崎ユカや里歩)が春から全く試合に出ていないことが気になって仕方がありません。
また、これまで何度となく衝突を続けてきたユニット間抗争、クイーンズクエストと大江戸隊の衝突にほぼ決着がついたりしました。
クイーンズクエストはリーダーを残して全員脱退(事実上の解体)、それに伴う分離した各選手のユニット同士の取り合いが始まったりしています。
大江戸隊が解体にならなかったのは、スターダムに他に悪役ユニットがないためある程度予想できた内容でした。
・東京女子プロレス
続いていつも追ってる東京女子ですが、ここ数ヶ月試合数が減っています。
これまで各王座を繋いできた選手が疲弊していたり、花形選手の海外団体での遠征が増えていること。またコロナが明けて急増した若手選手の育成のために試合数を絞っているのかわかりませんが、少し寂しいです。
・我闘舞雲/チョコプロ
ガトムは8月末日の後楽園興行めがけて、集客を高めるために5月から毎月リング興行をしています。
また3月に奏衣エリー選手、5月に谷綿ヒヨリ選手がデビューしています。
……が、正直なところ現状は頭打ちのように見えている面があります。
今年でデビュー2年目になる四ツ葉ミヤ選手が先日の新宿フェイス大会でveny選手とシングルマッチをしたのですが、そのときに「受け身からやり直したほうがいい」という趣旨のメッセージを揮発性SNSに残していたりするのです。
試合自体も動画で見ましたが、実力差がかなり明白な試合でした。
これは私が見る限り、「基礎が足りていない、プロレスラーとして成長する上での土台の指導が足りていない」ということを示唆していると感じました。
考えてみれば、ガトムはチョコプロというマットプロレスで場数こそ踏んでいますが、ヒリヒリするような試合を他団体の選手と交わすという機会はかなり乏しい団体です。
(なお駿河メイはデビュー1年目からその才能を買われ、またさくらえみに連れられる形で、頻繁に他団体のリングにあがっていました)
現状、四ツ葉選手を含めてデビュー3年以内の選手はさくらえみ不在の状態でトレーニングをしており、指導に不足があるのではないか、という懸念があるのです。
現状、団体は駿河メイが引っ張ってる状態で、彼女に続く後進をどう育てていくか、そこにいろいろな意味で今後がかかっているように思いました。
だいたいこんな感じでしょうか。
久々に書いたら3000字超えてますね汗。
次回はほどよいところで更新できたら、と思います。
それでは~
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