30回(実質26回)本屋の陳列で見る本屋から見た主要客の思想。

 よほどのことがない限り私はアマゾンは使わない。

 なぜなら家族がアマゾンプライム会員に入っているので「なんでウチに相談しないの?」ということになると資料購入の際、履歴回りで色々と厄介だから。


 まあそうでなくとも、地元本屋を応援的な意味で積極的に買いたい、という意識があるのです。

(そうはいっても私の地元は、駅前の区画整備の影響で小規模書店は古書店新刊店を問わずに全滅しています。あるのは私鉄沿線チェーン店、ショッピングビル内の大型書店、ツタヤ、古本屋も少し離れたブックオフ。そんな町の本屋さん絶滅地帯です)

 そういうわけで、今日はとても歩きました。

 3キロ先のブックオフに行き、2キロ戻って駅ビルの本屋、そこから近くのショッピングビルの本屋、そして市内最大の図書館……行程8キロ、歩数で1万歩でした。

 このルート圏内にはツタヤもあるのですが、事前調査でほしい本はないことが判明していたので避けました。

 このルートチョイスで正解でした。ブックオフの隣にサイゼリヤがあり、逆回りだったら間違いなくサイゼに吸い込まれてました。


 本日購入した本はトランスジェンダー入門を筆頭とした高井ゆと里さん編・著の書籍を3冊。全部駅ビルの本屋においてました。

 まあブックオフは良書・新書はほぼ置いてないのでダメ元と品揃えチェックくらいのノリで行ったので、ある意味眼中にはなかったのですが、

 問題はショッピングビルの本屋。

 文化コーナー、SDGsやジェンダーと書かれた札はささっており、そこそこ書籍数を置いているのに、そこにはトランスジェンダー関連はもとよりLGBTQ+関連の本はほとんど置いてない。(去年流行った射精責任とかそういう本はきちんと置いてる)


 わずかにジェンダー論系の本を取り扱った文化コーナーから、振り返ればそこには中高生向け参考書がずらりと並んでいました。


 ……なんとなく、反トランスや反LGBT界隈でよく言われる

「若い頃の流行り物扱い」「成長したら直る」「中二病」「影響されると感染る」というフレーズがよぎりました。


 ははーんこれはあれですね、「そういう偏見持ちのシスヘテロの大人達」への「配慮」ですよね。

 そうでもなかったらきちんと置きますよね、置いて『存在を肯定する側』に回りますよね? 

 と、割と本気で思いました。

 それをきちんとやってるのが駅ビルの私鉄傘下の本屋でした。(こちらも文化棚の向かいの棚には赤本が並んでいましたし、トランスジェンダー入門は新書棚にありました)


 図書館では10年前に出版されたポリアモリー関連の新書を借りて帰りました。


 ポリアモリー。

 いわゆる不倫や浮気と混同されがちですが、その概要をネットのまとめ記事程度にも知ると、

「これはもしかして、(男女の不平等はあるけれど)いわゆる正室と側室の関係では? いやむしろ『光る君へ』の藤原道長と彼を取り巻く女性達では?」

 と思った具合です。


 そうです、いわゆるかっこつきの「オタク」が嫌がり、私が好む「ポリコレ」ってやつです。


 実際、試しに『後宮 ポリアモリー』とカクヨムで検索したところ、現状、そういう作品は存在しない、と来る。

 逆に『ポリアモリー』のみで検索すると、恋愛の矢印がいろんな方向に飛び交ってるだけの過激な恋愛小説が出てきたりします。


 このあたりで「これは一度書籍資料に目を通しておいた方がいいかもしれない」と思いました。

 幸い、去年出版された当事者著作のポリアモリー知識本の存在を知っており、これも併せて探したのですが本屋も図書館も取り扱いがない。(なので駅ビルの本屋で注文した)

 

 そんな感じのゴールデンウイークのど頭でした。


 最後にいつものやつを、ちょっとだけ書きますね。まず視聴中のアニメ。


・終末トレインどこいくの?

 ……3話まで視聴しました。やはりスリラーな作品。


・ゆるきゃん3期

 ……現状、ほぼツーリング紀行モノです。


・龍族-the blazing dawn-

 3・4話まで見ましたが、近未来テクノロジー風味でハリー・ポッターオマージュのラノベ、というのが今のところの感触です。


・となりの妖怪さん

 思った以上に、明るめに描いた怪談な日常もの、です。他作の『見える子ちゃん』ほどホラーではないですが、怪談短編小説のような湿度を感じるぞわぞわ感は常に付きまとう感じです。


・ドライブinウクライナ

 これはアニメではなくNHKの海外ドラマです。

 ウクライナ支援を目的として制作された、現在の戦時ウクライナを舞台とした作品。

 これがとてもよい作品だったのですが、突然放送中断となってしまいました。

 どうやら現在進行系で制作途中のドラマでもあるため、こういう事態になったようです。


 女子プロレス関連で、前回書き忘れたものと、新しく知ったものを少し。


 東京女子プロレス……今年の2月に七瀬千花という選手がデビューしていました。

 体格がいいのでもしかしたら将来パワー型の選手としてベルトレースに絡んでくるか、その前に他団体に引き抜かれてしまいそうな空気を感じる選手です。


 スターダム……スターライト・キッドという選手がユニット無所属になりました。

 この選手、中学時代からスターダムに所属しており、正規軍であるスターズから敗者転向マッチで負けて21年6月から悪役ユニットである大江戸隊に所属し、マイクパフォーマンスの上手いヒールレスラーとして約3年間在籍していました。

 それがつい昨日、なんの流れか、追放となり無所属になりました。

 人気を牽引してた選手の一人なので、正直驚いています。(実際、追放の際に「客寄せパンダ」という悪口を浴びたりしてた)

 ただ、現状のスターダムはロッシー小川解雇以後の新体制への移行時期でもあり、そのあたりのすり合わせもあったのかもしれません。


 だいたいそんな感じです。

 またなにかありましたら、書きたいと思います。


 追記:新作執筆、初日でストップしてます。

 それどころか、最悪メフィスト賞あたりに投稿することも考えて、PDF保存が可能な『TATEditor』をダウンロードしてみたものの、今まで長年使ってきた『ヴァーティカルエディター』と使用感が違うことに困惑して、創作意欲が臆病な猫のようにひきこもって出てこない状態に陥っています。

(逆に、だからこそ資料読み込みに舵を切った、というのもあります)

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