21回(実質18回)本当に書けなくなったのだと実感する夜。

 実は、少し傷つくことがあった。

 例えば、自分も加害に加担してるのではないかと思って、「思春期のトランスジェンダーの医療描写に関する基本的なこと。」を公開中止にするか迷っていたりする。


 というのも、昨今のトランス周りの情報を追えば追うほど、

「私は幸福な一部の人しか作品に描いていない」という現実が見えてくるのですよ。

 例えば両親の理解があって、経済的にクリニックへの通院が可能……。


 親の反対が厳しくて自分を抑圧したり、こうあらねばならないという規律に自分を縛り付けすぎてそれから自己を解放できない当事者の苦悩とか、

 単純に経済的に、環境的に恵まれていない人とか。

 そういうものについて一切書いてない。

 今の私自身がそうであるように、理想の階段をのぼるための一段目が登れるような高さじゃない人だって大勢いるわけです。(私の事情については前回前々回で書いている通りです)

 世間一般に「そういう人たちを尊重する意識」を芽吹かせなければならないのが、今のトランスジェンダーを題材とした小説に求められる役割だと思っています。


 にもかかわらず、

 私はその対立軸に存在する「世間一般の偏見」という大きな車輪を回してしまっているのではないか、と。


 けれど、本当に傷ついているのは、

 「思うならばそれを小説に落とし込めばいいのだけ」なのに、

 その小説の原資になる筋書きすら思い浮かばないということ。


 ここで今回のタイトル回収。

 本当に私は書けなくなったのだ、と妙に実感していて、混乱しています。

 その混乱で眠れなくて、このコラムを更新していたり居ます。


 要するに、愚痴ですね。はい。


 ……酒でも飲めば変わるのかな、と思い、久々に一口あおってみました。

 少し気は紛れましたが、相変わらず筋書きのヒントも浮かびません。

 私という井戸は枯れてしまったのでしょうかね。

 それとも、犬が死んだら変わる? それはそれで勘弁して欲しいです。

 こっちはあと数年は介護を続けてやるつもりでいるんですから。


 さて、いつもの感想類いきましょうかね。


・鬼滅

 時透無一郎の声優、「グイグイ来る」のタンクトッパーこと日野君の人なんですね。

 なんか雰囲気が全然違ってびっくりしてます。


・事情を知らない転校生がグイグイ来る

 初期ほどキュンキュンする感じではなくなりましたが、ほんわかする話が多くていいですな。


・ちびゴジラの逆襲

 実は見てます。声優が豪華というのもありますが、ちびアンギラスが可愛い見た目なのに実写ボイスというギャップに萌えています。


・アリス・ギア・アイギス

 もはや原作どっか行き過ぎて呆然としてます。


・タイガーアンドバニー2

 実は見てた作品。旧作リアタイ勢です。スカイハイ推しとしては満足な出来です。そして今の作画ってすごいんだなと女性キャラの顔を見て思います。前作よりはるかにキャラデザの桂正和の絵になっていて驚いてます。話としてはあいかわらずなのでなんともいえません。


 プロレス関連


 hotシュシュの情報更新から一番注目していた練習生のしきさん(多分トランスの方)が今月から消えているのが妙に気になっています。

 この人の存在が有るからhotシュシュに興味を持ったのに……


 そしてAEWはやはりyoutubeでの試合配信を止めたようです。

 これに限らずコロナが五類相当に引き下げられて、イベント緩和などがあったせいか、youtubeに試合動画を流すプロレス団体の傾向が減っているように感じます。

 正直youtubeでプロレスを見るようになった人とすると、寂しい限りです。


 だいたいそんな感じでしょうか。

 なんか愚痴っぽい話ばかりでもうしわけない限りです。

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