第91話

簡単なあらすじ、防衛戦の報酬でもらった種族変更アイテムを使ったらDEFとHPがインフレしてなんか凄そうなスキルを獲得したでござる。あばばばばばばばばばばばば


( ゚д゚)ヾ(・ω・`)ヨシヨシオチツイテ

はっ!?俺は一体何を!!


ピンポンパンポーン⤴ プレイヤーが初めて種族進化を果たしました。ヘルプに種族進化についての情報を開示します。続いて、プレイヤーが初めてオリジンスキルを“生み出しました”これより各プレイヤーは個人でスキルを作り出す事が可能となります。これからも『Another Life Online』をお楽しみください。ピンポンパンポーン⤵


これってあれだよな?俺の事だよな?そもそもオリジンスキルって何さ!!俺自分で生み出してないよ!!勝手に統合されたんだよ!!たっ、助けてヘルプさーん!!


1時間後


はぁ、オリジンスキルってつまりは自分が一番最初に使える様になったスキルって事なのね。まぁ元祖とか真祖だと。でも俺の持ってるスキルがオリジンになるのはおかしい!!だってこう書いてあるんだよ!!


オリジンスキル

<金剛巨人体>:その肉体はかつての巨神の最初の体。いずれそこに至る為の鍵。

<巨操盾術(対)>:その者が掲げる盾はまるで城であったという。



かつて使ってたみたいに書いてあるからオリジンじゃないじゃん!!俺が最初じゃないじゃないか!!


ピロン♪


あっヘルプさんいつもお世話に・・・えっ?プレイヤーで初めて使える様になったからオリジン表記です?オリジンスキルは今後出てくるであろう同スキルよりも強力な効果になっていますって?あっ教えて頂きありがとうございます。


インフレの謎も一緒に解けちまったよ畜生!!オリジンだからこんなにDEFもHPも上がったのか!!

マァマァ(((ノ´―`)ノ ( ゚Д゚)⊃旦 チャノメヤ


ごくごくごくぷはぁっ!!ありがとうシア、ちょっと落ち着いた。

(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン


まぁレベルの上がらない俺からしたら有難いんだけどさぁ。ちょっとやり過ぎだと思うよね。これ誰がダメージ入れられるの?神?神様と戦うの?そんなの無いよねぇ。

(・∀・)つ🚩


フラグじゃないから!!それよりも、結局ATKもMGKも0だから当初の目的に戻るぞ!!鍛冶屋に行って盾の改造だ!!でもひっそりこっそりとな?さっきの光で俺が種族進化したのバレてるだろうから。

( ´ ▽ ` )ノ


「無理だな。」

「なんでぇぇぇぇぇ!?」


こそこそしながら商業ギルドに寄って、紹介して貰った鍛冶屋での第一声がこちらになりまーす。なんでだよ!!ちゃんと親父からの紹介状も持って来ただろうがよ!!


「あの人の紹介だから何とかしてやりてぇ気持ちはあるがよ。先の戦争騒動で鍛冶に使える鉱石が無くなっちまったから作ろうにも作れないんだよ。」

「それってただ値段が高騰しただけじゃないの?金ならあるぞ?それに戦争は無くなったんだから作った武器潰せばいいじゃん。」

「物が無いんだよ物が。作った武器は全部国が買い上げたからここにはねぇしな。街の鍛冶屋全部この状態だと思うぜ?」

「じゃあ鉱石は何時入荷するんだ?鉱石さえあれば出来るんだろ?」

「さぁ分からねぇなぁ。鉱山で事故があったってぇ話でしばらく入荷は見送るとこの前通達が来たばかりだ。」

「おかしいだろ・・・・・。商業ギルドじゃなんも言って無かったのに・・・・。」

「大方素材の持ち込みだと思ったんじゃねぇか?商業ギルドに鍛冶屋を紹介して欲しいって連中は、大体が魔物素材を武器に加工して欲しいって連中ばかりだからな。まさかギルドの方も依頼者がなんも持って来てねぇとは思わんだろうよ。」


仕方ないじゃないか。唯一鉱石が取れた村近くのダンジョンは赤落ちの騒動で潰れちゃったんだからさぁ・・・・。敵にダメージ入れられないからドロップも無いんだよ?


「まぁどうにかして欲しいっつうなら事故ったっていう坑道に行ってみな。」

「えっ?でも事故が起こったんなら普通立ち入り禁止とかになるんじゃ?行っても無駄足にならない?」

「事故の原因調査と坑道内の鉱石が無事かどうかの確認に旅人を使ってるって話だ。兄ちゃん旅人だろ?丁度良いんじゃねぇか?」


なるほど?調査と一緒に鉱石掘っても良いなら行っても良いな。どうせ旅人は死なんし。もし戦闘があるならシアを連れてるから問題は無い。死にそうになったら鈴に戻せばいいしな。


「坑道の場所教えてくれ。」

「おっ行く気になったか。ほらここだ。」


鍛冶屋の親父さんに見せて貰った地図には鉱山までの道筋が書かれていた。ふむふむ、タカッハの街からそんなに離れてないな。定期馬車も出てるみたいだし日帰りも出来る。よしよし、ちゃんとマップに反映されたな。これで迷わず行けるぞ。


「坑道に着いたら受付に行って事故調査に来たと言えばいい。」

「サンキューおっちゃん、早速行ってくるよ。シア行くぞー。」

(^O^)/


クエスト 坑道の事故調査 を受注しました。


道中は特に問題無かったな。唯一問題かなぁってのはタカッハの街を出るときに<金剛巨人体>の力を試す為、最大身長になって周りにビックリされた事かな?


街の外にいきなり50mの巨人が現れたもんだから騎士団に通報されちゃってあわや犯罪者になる所だったよ。キュリアさんから貰ったバッジが役に立ったよ。

( ̄m ̄〃)ぷぷっ!


シアちゃん笑わないで、反省してるから・・・・。キュリアさんがバッジの件を聞いて飛んで来てくれて、その後取り成してくれなかったらあのまま捕まってたね。ガリバーの気分になる所だったよ。


それにしても薬使った時と違っていつも通りに動かせたから、これが普通の巨大化って事なのかな?薬の方は無理やり体を大きくしてる感じなのかね?


許可も貰って巨人化したまま坑道に向かったらあっという間に到着しました。もちろん到着する前に巨人から人のサイズに戻ってるよ?


で到着した坑道の前には多くのプレイヤーが詰めかけてる。なんかあったんかね?


ピンポンパンポーン⤴ プレイヤーが初めてミスリルを入手しました。ヘルプにミスリルについての情報を開示します。世界にはまだまだ希少な金属が眠っています。こぞってお探しください。ピンポンパンポーン⤵


アナウンスが流れたと同時に行動の入り口から出て来た人がその両手に持っている鉱石を掲げた。見た目は銀だけどうっすらと虹色の光を纏わせてる。あれがミスリルなのかな?


あぁ、もう早速どこで手に入れたか教えて欲しい人達が殺到してる。


「今の内に受付に行っちゃおうか。」

(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン


俺はそんな人たちを尻目に受付に行く。ミスリルを手に入れた人達もこっちに来たそうだけど人の波で来れてないねぇ。まぁミスリル何てファンタジー素材皆欲しいでしょ。諦めて情報を吐き出しな!!俺?俺は今ミスリルより鉄が、ATKが欲しい!!切実に!!


「すみませーん、坑道の調査に来たんですけど。」

「はいありがとうございます。ここにお名前を記入して下さい・・・。ルドさんですね。ここに来られるのは初めてですよね?解りました、では本坑道の存在意義と今回お願いしたい調査内容をお伝えいたします。」

「はい。」

(((uдu*)ゥンゥン


受付の人の説明によると、元々ここは国が管理する犯罪者専用の懲罰用坑道だったらしい。毒ガスや可燃性ガスなんかが噴き出していて危ないんだけど、その分貴重な宝石や鉱石が取れると言うので活用しているのだとか。リダさんもここに居たのかな?


そんな中その坑道の一部が崩れて何人か巻き込まれたらしい。事前に崩落する兆候も無かった事から、完全な事故ではなく人為的な崩落の可能性もあって国が調査の依頼をしたんだと。


巻き込まれた人以外は全員無事で救出されているみたいなんだけど、行方不明者がまだ何人か居て消息を追っているそうだ。崩落の騒ぎに乗じて逃走を図っている可能性も考えてるみたいだよ?


今回調べるのは事故の原因調査と行方不明になった人の捜索。出来れば原因の排除か。さっきのミスリルを取った人たちは多分崩れた先に行ったんだろうなぁ。


「もし行方不明者が逃走していたらどうします?」

「こちらをお使いください。」


そういって渡されたのは黒いゴムボールみたいな物。こりゃ何だ?」


「こちらは罪人捕縛用の魔道具となっております。相手に投げつければ広がり、相手を絡めとります。」

「その判断はどうやって行っているのです?」

「懲罰中の罪人には体に特殊な紋を入れています。刑期が終るまで消せない物となっているのでその紋で判断しています。」

「なるほど。」

「行方不明者はまだ3名見つかっておりません。ぜひご協力ください。」

「はい、その為に来ましたから。それでは行ってきます。行くぞシアー。」

イェ━━━━━ヽ( ゚Д゚)人(゚Д゚ )ノ━━━━━━イ!!


「どうかお気を付けて。」


毎回無断転載対策で以下の文を入れます。読み飛ばしても大丈夫です。無断転載ダメ!!絶対!!

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