第88錠「黒と色彩のアーティスト⑨」


今回も、閲覧頂きありがとうございました。


今回は、山根と佐々木の回となりました。

もちろん『五十嵐』というのは偽名です。


彩葉も仕事する時『本田』と名乗ってましたので、それと同じだと思ってください。


また、山根と彩葉が所属する組織について、ちょっとした裏話を。


めちゃくちゃ怪しそうな組織ですが、一応、国家機関です。


本部はアメリカにあり、全国各地で、colorfulの研究が進められています。


彩葉たちは、その日本支部に所属していて、職員は、大体300人くらいです。


公安警察の職員が、大体1000人くらいらしいので、かなり少ないですね。


でも、裏社会に位置する組織なので、あまり目立ってはいけないのと、なにかしらの犯罪や事件にまきこまれたが故に、たどり着く人ばかりなので、職員が、少ないのはしかたないのかな?


また、組織の職員たちは、主に、ラボでcolorfulの研究をするチームと、危特の資格を所得し、colorfulを販売するチーム、そして、出所した黒(白のcolorful接種済み)の動向を追跡するチームにわかれています(本当は、もっと細かくわかれてるけど、主なチームはこの3つ)


また、彩葉たちは、読んできて分かるように、色を販売するチームです。


お客様に色を販売し、研究資金を集めるのが主な仕事。それと同時に、白の遺伝子を持つものを探す業務も行っています。


ただし、今回の梁沼のように、白のcolorfulの効果が切れた犯罪者がでてきた場合は、チーム関係なく、全ての職員が、黒に再犯を犯させないために動きだします。


とはいえ、もともとの職員が少ないので、黒が潜伏している地域の職員は、子供でも駆り出されたり、


人が少ないのもありますが、なかなかハードな仕事です。


また、今話の最後に『上手く引っ張りこめないか?』と山根がいっていますが…


colorfulを作る時に必要な遺伝子は、組織の職員たちが、血液を提供することで成り立っています。


とはいえ、職員全てが血液を提供できるわけではありません。輸血の経験がある方はできないし、持病がある人もできない。


比較的、若くて健康な人からしか取らないので、遺伝子を提供できる職員も極一部。更に、提供された血液も、全て使えるわけではなかったり。


だからこそ、今は、紫の職員がいないし、見つけたらあと、上手く組織に引っ張りこめないかなーと山根は思っているわけです。


まぁ、無事にひっぱりこめたんでしょうね。

彩葉、組織にいるし(笑)


あと、彩葉は、とても貴重な【紫】の保持者なので、定期的に、組織に血液を提供してます。


だから、紫のcolorfulは、彩葉の遺伝子を元につくられていたりも。


ちなみに、血を提供したら報酬がでます。

給料もね。だいたい、警察官と同じくらいはもらえてるかな?


まぁ、彩葉には借金があるから、報酬以外の給料は全て、山根が牛耳ってるけどね(笑)


うん、なんだか山根が良い奴なのか、悪いやつなのか、たまに分からなくなるね(笑)


そんなわけで、ちょっとした裏話でしたが、設定がやこしくて、すみません。


作者の私も、たまに分からなくなるくらい、設定が複雑(笑)


でも、難しい話なのに、それでも、ついてきてくれて嬉しいです!


それでは、今回もありがとうございました。

次回は、和歌と彩葉のお話しです。

よろしくお願いします!

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