② キャラについて振り返る【主役side】


まずは、キャラについての振り返りです。

キャラを語ったあと、また作品についても、振り返りたいと思います。



【五十嵐 レオ】


ヤンデレな美麗執事。ヤンデレ書いてるつもりはなかったけど、ヤンデレ診断なるものをしたら、立派なヤンデレでした(笑)


お嬢様が好きすぎて、わざわざ執事になり、屋敷を空っぽにしに来るという執着心の塊!笑


ちなみに、屋敷を空にする理由は、結月が優しすぎて、使用人たちを見捨てて駆け落ちなんて出来ないからです。


駆け落ちするって、当人たちはいいけど、残された使用人とか、周りの人たちは、色々大変だと思う。


そして、結月は、ちゃんとそこを考えられる人で、そんな結月だからこそ、レオは好きになったんだろうと思います。


だから、空にするために、使用人たちの再就職先をみつけて、追い出すと言う(笑)


そのために、執事のスキルだけじゃなく、屋敷で必要なスキルを全部身につけてきたレオは、恋に盲目過ぎるというか、ある意味、ヤンでないと出来ないことだったと思います。



【阿須加 結月】


絵に書いたような、お嬢様です。お嬢様って、いろんなタイプのお嬢様がいますが、高飛車でもワガママでもなく、品格のある穏やかなお嬢様にしました。


これは、私自身が、あまりワガママな女の子を書かないからかもしれませんが、レオの目的とか、行動理念などを考慮すると、結月の性格は、自然と優しい女の子になりました。だから、子猫や使用人たちとの触れ合いをこまめに描くことで、キャラに説得力を持たせたり。


また、親の愛に飢えていたからこそ、愛されたくて、必要とされたくて、他者に優しくする。そんな一面もありました。だからこそ、レオの深すぎる愛とのバランスが取れていたのかな?と。


ハッキリ言って、ヒーローとヒロインは、バランスが大事な気がしてます。お互いが、唯一無二の存在になるように書かないといけない。じゃなきゃ、優しい人なら誰でも良くなってしまうから。


そして、恋愛もののクライマックスは、恋愛的な危機にしないといけないらしく、駆け落ち後に、兄妹疑惑が出るという、前代未聞な危機を盛り込みました(笑)


とんでもない爆弾だったよね!

当時は、ご心配かけて、申し訳ありませんでした!(土下座)



【相原 恵美】


漫画家を目指す、メイドさん。

家出中という設定は、途中から出来ました。


漫画家を目指してるというのも、後半からです。初めは、絵本作家にしようと思っていて、でも、いつかレオが主人公の漫画を恵美に書いて欲しいなーと思い、あっさり漫画家になりました(笑)


恵美と愛理みたいな使用人は、場を引っ掻き回すためにも必要なキャラで、特に序盤は、ギャグを入れる隙がなかったので、二人にはだいぶ救われました。


ありがとう。



【冨樫 愛理】


たまに『冨樫』か『富樫』か、どっちだたったかで、迷ってしまう名前でした。自分でつけたのに(笑)


斎藤さんもそうだけど、たまにしか、出てこないと、あれ?となる時があります。愛理と、斎藤は、名前の間違いが、あるかも知れません、もしかしたら(すみません)


また、愛理は、お店を出したいという夢がありましたが、裏テーマが『夢』でしたので、使用人たちには、みんなに夢を絡めました。


ただ、追い出し方は、何も考えず書き進めてた、実は(笑)

彼氏とのイザコザはあったけど、どうやって追い出そうかなーと、レオと一緒に悩んでました。ルイがいなかったら、追い出せなかったね!笑


【斎藤 源次郎】


結月の父親代わり。序盤、いきなり退場したため『何をしたんだよ、レオ!?』と、読者さんがザワザワしてました。


ミステリーものなら、確実に殺されてるよね(笑)

でも、コレ、恋愛ものですから。


とはいえ、この辺りのミステリアスなレオも、書いていて楽しかったです。愛情こじらせて、お嬢様から家族をとりあげ、自分だけが家族になるという思考は、完全にヤバいやつ。


今思えば、よくこんなヤバい男を、応援して頂けたなー…と(笑)


でも、私の描き方、間違ってなかったんだろうなと、今になってホッとしてます(ヒーローが嫌われるとか、致命的だしね)



【矢野 智子】


レオが警戒していた、メイド長の矢野さん。

息子が二人いる、お母さんです。


来て早々『お嬢様に恋心を抱くな』とレオに忠告したシーンが懐かしい。あのシーンでレオがいった『手遅れかな』は、爆笑しながら書いてました。シリアスなシーンなのに(笑)


また、レオは、結月を奪いに来たので、両親がそばにいない代わりに、屋敷の中にいる最大の敵役として、矢野さんを作りました。


普通は、親と一緒に暮らしてるだろうから、親が敵になるはずなのですが、美結側の事情もあり、一緒には暮らしていない設定だったので、屋敷の中にも敵を作らなくてはと、矢野さんを設置。


この辺のバランスは、とても難しかったです。


レオにとって使用人は、みんな敵なわけですが、最終章では、協力者になるので、嫌われないように描くのが難しかった。


みんな、結月を大切に思うからこそ。この目的を一致させ、レオに追い出しつつも救わせることで、仲間になる展開に説得力がでるようにしました。書けてたかは、別にして…



【ルナ】


捨て猫。一匹だけ女の子で、貰い手がなかった仔猫です。ルナという名前は、結月と望月の月から、ルナと結月がつけました。


結月とレオの娘として、ずっと、可愛がられます。

これは、娘のゆりが産まれても変わらず、レオと結月は、ルナの事も変わらずに大切にしました。


いずれ寿命で亡くなりますが、ゆりにも可愛がられて、いい人生だったと思います。



【ルイ・ジャック・ルノアール】


執事の友人。マジで、万能なキャラでした。

ありがとう、君には、たくさん助けられた!


作者的にも頼もしいキャラで、縁下の力持ち的な存在でした。あと、途中で、女装とかさせましたが、あれは結月のせいです。彼女に会いたいとかいうから(笑)


でも、意外と好評で、読者さんに楽しんで頂けたなら、女装させて良かったなーと。


また、ルイは兄姉が多いです。6人兄姉の末っ子。


天使みたいに可愛い子で、兄姉にかわいがられてました。ちなみに、可愛すぎたせいで、レオは初めて会った時、ルイを女の子だと勘違いしてました(笑)


しかも、ルイを作ってから、また別の作品が派生しました。(四兄弟の話)


なぜか、どんどん、世界が広がっていきます。

でも、そろそろ、何とかした方がいいかもしれない。


広がりすぎて、ごちゃごちゃしてきた!



*****


そんなわけで、今日は主役sideをメインに、明日は、脇役sideを語ります。あまり出てこなかったけど、重要だった人達のこと。





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