第433話「デートと最終手段」


皆様、いつも応援ありがとうございます。


そして、今回から、新章に入りました。

『恋と雨音』編!


また、今回は、109話~110話あたりの伏線回収もしております。


第109話 産みの母と育ての母

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888822143/episodes/1177354054894943142


ミサをみて、飛鳥が倒れしまった時の話です。


あの時、わざわざ家にまで連れて行って、介抱したあかりですが、あれは、彩音ことが深く関わっていました。


彩音に『はなしたいことがある』と言われつつも塾を優先してしまったあかりは、その時の後悔を、もう二度と繰り返さないようにしています。


だから、飛鳥だけじゃなく、大根とカボチャのおばあちゃんとか、エレナとか、見ず知らずの人ですら、執拗に気にかけるようになりました。


また、第110話で、あかりが言っていた『忘れたいけど忘れられないこと』は、彩音が自殺した時のことを指しています。


自殺の現場を見たあかりにとって、それは、忘れたかった光景だったと思います。


でも、忘れられるはずもなく、あかりは、葛藤を繰り返す中で、忘れなくていい、むしろ、忘れてはいけないと、綾音の死をしっかり受け止め、前に進み始めました。


そして、あかりは、そんな自分の経験から、無理に忘れようとしても苦しいだけだと、この時の飛鳥に助言をしています。


そして、誰でもいいから助けを求めて欲しいと思い、悩みを誰かに話すことを伝えますが『話せない』という飛鳥に『じゃぁ、私が聞きます』と、逃げ道も作ってあげました。


これは、あの時の彩音が、あかりにしか助けを求めなかったのもあります。


そして、その唯一のサインを見逃してしまったからこそ、家族がダメなら、他人でもいいと、あかりは飛鳥に訴えていました。


結果、あかりが、綾音の時に学んだことが、のちに、飛鳥の心を救うことに繋がりました。


この辺の伏線って、全部、あかりの過去を話してからじゃないと回収できなかったので、本当に長かったです。


すみません、本当に。説明しなくてはいけないほど、昔の話になってしまいまして、どうぞ、作者のマヌケさを笑ってください(笑)


また、あの頃とは打って変わって、両想いになった二人!


ですが、相変わらずあかりの意思は硬いため、最終手段にでるみたいです。


本編を読んだ方は、お分かりだと思いますが、飛鳥に嫌われようとしてるのかな?


そして、嫌いなタイプをおしえてくれと、隆臣に頼み込むあかり。板挟みになる隆ちゃんは、大変そうだね(笑)


あと、今章は、双子たちも出てきます。

お久しぶりに、榊くんや葉月ちゃんも出てきます。


華と榊くんが、今どうなってたかも、忘れられてそうだから、また、出てきた頃にでも、ざっくり舞台裏で説明しますね(笑)


本当に、長い話に付き合って下さり、ありがとうございます。


それでは、今回もありがとうございました。


次回は、隆ちゃんとあかりのギャグ回です(笑)

それでは!

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