第211話「あと少し」+ 執事の日記⑫

皆様、今回も閲覧頂き、誠にありがとうございました。


うちのキャラたちは、とても生き生きしていまして、よく作者の思考から抜け出して、好き勝手、動き始めます。


それはそれで、とても楽しいのですが、私は作者なので、自由にさせつつも、放ったらかしにしてはいけないわけです。


なぜなら、放ったらかしにすると、キャラが生きてるが故に、あらぬ方向にむかうことがある。


実は、今回も、そうだったんです。


ルイが気の利くやつで、結月が優しくて、レオが色々限界だったばかりに、なぜか、エロい方向に話が進んだ。


なんでだよ?!って、きっと今話を読んだ方は、思うでしょうけど、本当なんです。


ルイがね、恵美を連れて部屋から出ていくもんだからさ、二人きりになったあとが、色々とね、もう激甘になりました(笑)


そして、書くだけ書いて『いやいや、違うだろ!?』ってなって、一話まるまるボツにしたという……せっかく書いたのに、ボツですよ…はぁ(ため息)


でも、私が、せっかく作り上げた不穏な空気を、桃色に変えちゃうのはダメだよね。レオの気持ちも、わかるんだけどさ(笑)


そんなわけで、好き勝手させすぎると、たまに、空気をぶち壊されることもあるので、キャラの手網は、しっかりと握りましょうという話でした。


まぁ、こんなの、私だけでしょうけどね(←未熟な作者です)


あと、Twitterで呟いたら、ボツになった方も読んでみたいって方が1人いらっしゃったので、ボツ展開も公開してます。


本編とボツの違いを楽しみたい方や、レオと結月がイチャついてるところを読みたい方は、どうぞ。


🍷FANBOX「【お嬢様と執事】第211話のボツ展開」↓↓↓

https://yukizakuraxxx.fanbox.cc/posts/3932402


せっかく書いたので、ボツの方は、あくまでもネタとして笑ってやってください。


それでは、今回もありがとうございました~

あと、最後に執事の日記もつけておきます。


では、また!





✣✣ 執事の日記⑫ ✣✣



××/1/28


命日が来る度に、父の日記を読んでいる。


父が、母に残した手紙のような日記には、よく俺のことが書かれていた。


レオが、歩いた。

レオが、喋った。

初めて話した言葉は『パン』だった。


そんな簡単な育児日記と一緒に、母への思いが、たくさん綴られていた。


父は母ことを、とても愛していたのだと、この手帳を読めば、よくわかる。


だけど、一つだけ、意味のわからない日記があった。それは、俺が、まだ小さい頃の日記。


『幸せな時間は、残酷な時間でもある。でも、残酷でもいいから、君をもう一度、抱きしめたかった』


どういう意味なんだろう。何回読んでも、この日記の意味だけが分からない。




執事の日記⑫

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