第206話「兄と弟」
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手術後のせいか、最近とても疲れやすいです。
一日出かけた後とかは、書く気力がなくなってる。
単に体力が落ちただけなのか、病み上がりだからなのかはわかりませんが、手の痺れもおさまってないので、最近は、書くペースが各段に落ちてます。
そして、遅いと書くのに時間をとられて、読んだり見たり描いたりする時間が、どんどんなくなる!!
まぁ、元々、読み合いはしてないし、好きな小説や漫画を自分のペースで追いかけてるだけなのと、イラストも描く気になった時しか描いてないから、さほど支障はないのですが、時間は、もっと欲しいと切実に思ってしまいます。
というわけで、今回もめちゃくちゃ苦労して書きました。内容が内容だったから余計に…
だって、春馬兄さん、安定のクズっぷりだよ!笑
なんでしょうね、この春馬が出てくる度に、注意書きが必要になる感じ。自分で書いておいてなんですが、頭おかしいんじゃないかと思う。
まぁ、作者の頭がおかしいからでしょうけどね、これも…
しかし、なんでこんな話を考えついたんだろう。私のどの引き出しに、そんなネタ隠れてたんだろう?
正直、私は、あまり昼ドラとか見ません。ドロドロしたもの苦手だし、基本優しい話が好きなので、最近人気の『ざまぁ系』とかも条件反射的に避けてしまう。
それなのに、その私の作品が、なんでこんなにドロドロしてるのかな。
それが一番、不思議だったりします(笑)
とはいえ、もしかしたら『冬弥と結婚したら、結月は意外と幸せになれたんじゃないか?』と思った方もいそうだったので、それは『ない』ということだけは、呈示しておきました。
本当に地獄しかないですね。結月も冬弥も過酷な人生を生きてます。可哀想に…
でも、次話から、ついに駆け落ちに向けて動き出しますので、この回を読んで、結月とレオの計画が無事にすすむことを切に願っていただけたなら、ドス暗い引き出しの中から、こんな悪趣味なネタ引っ張り出してきたかいがありました(笑)
まぁ、餅津木家は、この婚姻を絶対に成功させたい訳ですし、そうなれば、子供できなきゃ始まらないし、手段なんて選ばないでしょう。
そして冬弥も、完全に目が覚めたと思います。
ただ、今となっては、兄に楯突くほど、結月のことを好きになっちゃった冬弥が、ちょっと切ないですね(気づいた時には、もう遅いという…)
まぁ、健気に結月の幸せ願うようになったのは、作者としては嬉しいですし、ちょっと意外なことでもありました。
真面目な話、冬弥は結月を好きにはならないと思ってたから、これは本当にキャラの意思です。
あまり出てこない割に、ちゃんと魂が宿ってたんだね。一緒に少女漫画を読む仲になるとは思ってなかったよ(笑)
あと、さっき『ざまぁ』の話しをしていて、ふと思ったのですが…
ざまぁ系って、いわゆる復讐ものなのかな?
この作品にも一応『復讐』が絡んではいるんですが、だったら、この作品も『ざまぁ系』になるのでしょうか?
いまいち『ざまぁ』をよくわかってないのですが、個人的に『復讐劇』ではあるけれど、復讐には、あまり重きを置いてません。
レオの最初の目的は、確かに阿須加家への復讐からはじまりましたが、今は、結月を救うことにベクトルが向かっているので、どちらかというと『お姫様の救出劇』です。
だから仲間も増えたし、冬弥もこんなキャラになりました。もし、復讐に重きを置いていたら、冬弥もざまぁ対象だったのかなー?
それはそれで、盛り上がるんでしょうけどね?
ただ、私には、ちょっと、ざまぁは荷が重すぎますね。誰かに復讐するなら、復讐される覚悟をもたせなきゃいけないし、仮に惨たらしい末路を与えたところで、レオの父親は戻ってこないし…私だったら『ざまぁ』よりは『愛』を与えたいかな?
まぁ、色々なジャンル書いてるけど、私の作風は、総じてぬるいんでしょうね。
今の時代には合わないのかもしれないけど、引き続き、私らしさを貫いていきたいと思います。
では、今回もありがとうございました。
また、次回もよろしくお願いします!
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