隙、好き、すき

@halka_

第1話

「アッキ〜この後用事とかある?」クラスの女の子から聞いた。

正直、俺、あんま興味ないな……女の子に

「ないけど、どっか寄ってく?」

「カラオケとかどう?」

他の女の子も賛成して、俺は連中とカラオケ行った。実はちょっと本屋行きたいな、今日、好きな漫画が発売日だ……でも、しょうが無いな、あの子から断れない。俺だって、モテモテになりたくない。この全部は、偽物の俺だ。家に帰ったら、ありのままの俺に戻る、女の子には興味ないで、人にキモイと思うオタクであって、ゲイなの……時々はそう思う、なんで俺なの?俺じゃなければ、楽になれるだろ。俺にいじめられないだろ……なんで?これも恋のひとつなのに?俺はこの世界が嫌い。だから、生きる為に、普通に被らないと。普通な高校生になって、友達と遊んで、それこそこの世界の行き方だ。人はそれぞれ特別なんて、信じない。特別になったら、生き残らない……


「アッキ?大丈夫?泣い…てる?」

「え?なんか水が俺の目から出てる……涙?」

「涙だよ。今日はいいよ、アッキ帰って、ちゃんと休んで!」

「…わかった、じゃあ君たちは楽しんで、俺の分もな。また明日な」


ふう……じゃあ、さっさと本屋行こう。


「ありがとうございました!500円でございます!」間に合った〜よし帰って早速読もう。


「ただいま〜」

この時間、家には俺しか誰もいない。弟が一人いるけど、今は受験の為、塾へ行った。母と父は仕事中。今は俺しか誰もいない。漫画を楽しむサイコーの時間だ。


「うわ〜こう言う展開か?!ドキドキしちゃうな!!」

買ってて良かった〜幸せだな〜主人公たちは……いいな……


まあ、現実と比べないよな。


腹減った、なんか作ろ……カップ麺しかいないだな、ちょっと買い物するか。


ースーパーでー


今日の夕飯はカレーにするか!久々だなカレー。プリンも買おう、急に食べたくなってきた。野菜もちょっと買おう。それで……

結構重いだな……ゆっくり歩いて帰ろ。


疲れたな〜今日は。


今日も平和な一日、俺が望むの日々だ。何も起こらない一日、それで充分だ。

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