第27話 朱里の京都旅行
家を出る時間になったので,準備をしたリュックサックをもって学校に向かっていった。
学校につくと,いつも通りの授業の準備の作業を始めた。朱里たちは何をしているのか気になったりしてあまり手がつかなかった。
昼食の時間になり,7組の担任の先生と話していた。
「和泉先生,なんかありました?」
「どうしてですか?」
「なんか手が動いてないですよ」
「家で色々あって...」
「どうしたんですか?」
俺はなんて答えるべきか迷った。朱里のことは口止めされているし,そのことを話すのは相当めんどくさい。だから、正直な話はせずに話を濁しながら説明をした。すると、聞いてはいけない事情があると察したのか、
「まあなんだ、頑張れ」
と言われた。
午後は部活動のためにグラウンドに行った。サッカーをするには暑い気がするが、もうすぐ地区予選大会があるので甘えるわけにはいかなかった。
俺も生徒の中に混じって一緒にサッカーの練習をした。
「ヘイ!パス」
「もっと右や!おそーーい」
「ともくん!そこでシュートや!」
と、俺も熱中することが出来たので、楽しめてよかった。
サッカーをすること4時間、時間は午後5時半になった。
生徒とは解散して、俺も家に帰ることにした。
◇ ◇ ◇
私の名前は朱里。今日は私の好きなきょーへい先生が学校に行ってしまうので、結衣ちゃんや順くんと一緒に遊ぶことになった。
きょーへい先生が学校に行くと私たちはすぐに出かける用意をした。どこに行くのかは私も聞いていないので、楽しみにしていた。
準備をしたりなんやかんやあって時間は8時半になった。みんな準備ができたので早速出かけるらしい。
駅まで歩いて行って、そこから何回か電車を乗り換えて、ついたのは『祇園四条』駅だった。つまり、京都に来たのだ。
祇園四条の駅を降りてからまっすぐ歩くと八坂神社が見えてきたが、そこにはいかないらしい。八坂神社に向かって右に曲がってまっすぐ行って左に曲がって坂を上っていった。するとそこにはかの有名な『清水寺』が見えてきた。清水寺と言えば名探偵コ〇ンも来ていた清水の舞台に上がってきた。すると、京都の街並みが一望できたり、上ってくる坂のそばにある店が昔の街並みを再現しているかのようにも見えたりして、とても楽しめた。そして、お守りを買ったりお土産を買ったりして、京都の街並みを散策した。そして、いろいろな観光地の街並みを回った。電車に乗って、
◇ ◇ ◇
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