第27話

「えっ、ここって今大人気のお鍋屋さんですよね」

「そういえば、そう言われてたかも」

華実がSNSで人気だとか、予約が全く取れないとか

クラスの真ん中で言っていたのが嫌でも耳に入っていた。

まさか、ずっと予約を狙っていた華実よりも

早く行けることになってしまうとは。

「ただいまー」

「失礼します」

「お邪魔します」

内装は上品ながら、お堅いような感じはせず、

温かみのある店内だ。

「あなたたちがうちの七菜香を助けてくださった方々ね」

「そうだよ、お母さん」

七菜香の母は元気いっぱいの印象をうける。

母という存在を見ただけで自然と自分の母と照らし合わせてしまう。

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