第25話

「話、聞いてくれてありがとう

ちょっと楽になったよ」

「そう、よかった」

少しの間ができた後、また話す話題ができた。

「あの人って、前ケガしてた人だよね」

「本当だ、ケガだいぶ良くなったみたいだね」

あの時助けた女の人が、視線に気づいて

お互いの目線がぶつかる。

「あの、前困っていた時に助けてくださった方ですよね」

「はい、そうです」

女の人は、見られていたのに嫌な顔一つせず

話しかけてくれた。

「えっと、、、お名前は?」

「柴です」

「橘音です、あなたは?」

「七菜香です」

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