第3話
「大丈夫だって、そんなに怖がることないよ」
「兎とか、
というか兎に限らず私動物が苦手なの」
「何が無理なの、こんなに愛くるしいのに」
「何となく、なに考えてるか分からない感じが」
それと、見てても心理学の勉強になりそうにない、
というのは黙っておこう。
「そんなこと?」
「あなたにとってはそんなことでも、私にとっては
凄く大事な事なんだから」
「そっか、僕にはよく分からない」
初対面で分かる、
この人は、木ノ葉と同じで
私と正反対で、価値観が合わないタイプの人だ。
だって、一分に収まるくらいの会話でこんなに
理解し合っていない。
今のところ分かりあえたことなんて一つも無い。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます