第6話

左手がない。それは戦いはやってはいけないこと。まぁ演説もできねぇこと。ユダヤとかはぼくには知らないこと。関係ない。どーやら相当、前世の総統ってやらはやらかしたらしい。奇跡的になんとか善良なドラゴニストだ。もしかしてドラゴの力もあるとも思える。少なくとも左手がなくなって3ヶ月間はそうと断言できる。穏やかな日々を過ごしているから。ただ、前世の影響からか絵画ってやつに目醒めた。昼間に枝で土に描いたものは納得できない出来栄え。ただ少しずつ前世の習得したものに確実に近くなってる。オリジナルさが壊滅的にないけれど。前世の僕はそれで毎日怒られていた。

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