第2話

 ここでちょび髭の人生について少し述べよう。

あくまで筆者自身はナチズムでも、なんでもない。だが事実を述べるに止まる。描こうとするものに対し必要性を感じた。

意外にもちょび髭はオーストリア出身、ドイツ育ち。そんな将来ちょび髭になる人物は親からよくも悪くもいろんなことを受け継いだ。

 まずちょび髭の母は賢明な、父の姪にあたる人物で家政婦として雇われていたが、父の前妻が亡くなると結婚した。近親婚であり、病弱で背は低い。このため晩年に近い年から劇薬入りの薬を飲み始めたのもこのためだと考えうる。また連合国の融和政策は従来は反共政策とされるが、外交上の遅滞戦術でもあり、第二次世界大戦はちょび髭が遅滞戦術に負けずに生きてそれを利用した立ち回りをした結果、開戦となった可能性があると考えが浮かべることができる。もしかするとイフとして第二次世界大戦はなかったか、別の形であったかもしれない。連合の諜報機関は当然そのことを調べないはずがない。 また、開戦当初あまり語られないが軍備はじつは整ってなかったにも関わらず開戦に踏み切った事実がある。自身は陸軍トップも務めていたからその事実は知らなかったはなかったはずが、先がない寿命だったと思っていたなら辻褄が合う。(ちょび髭がもしオカルト的噂通りに海外に死んでなくて亡命してた‼️なんてことがあったとしても70才以上とかの高齢で生きて、ブラジルにいる‼️なんて可能性は劇薬入りの薬を飲んでいたことも、あって無いと容易に否定出来る。)

 父は私生児で当時としては普通な暮らしをしてたもののコンプレックスを抱えてしまっていた。そこから起因する歪んだ性格、支配欲が異常に強くDVなどの暴力を振るったりしてたという。もちろん女性関係もまともではない。ただ靴職人から独学で公務員試験を合格したのちに低学歴であっても上級公務員になるほど有能な人物であり、定年までは高給取りだった。これが将来のちょび髭におおいに影響を与える。

 近親婚からくるあらゆるデメリットとコンプレックス。有能で出世したもの性格が捻じ曲がった父により暴力的な精神異常者となってしまった。家族のルーツをウェキで調べてみると実は祖母をはじめとする父などの頭が良いと記述される人物があり、おそらくちょび髭には、国を掌握するだけ頭のよさ自体は受け継いだと言える。(暴力的な父に対し反抗した結果今の小学校卒が彼の最終学歴)ある国民たちはその事実を知らず病人を国のリーダーとした。異例なことで歴史的にみれば近親婚によって生まれた国のリーダーは天皇やスペインのハクスブルク家などのいろんな例があるから珍しくはない。けれどかつ精神に異常をきたす人物がリーダーはちょび髭が初めてである。(偉業めいた事実である。)また、小学校卒という国のリーダーは近代史上彼のみである。

 

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