第15話 密室
エレベーターの中で二人きり。心臓が爆発しそう。
呼吸が苦しい。
ふいに「何階ですか?」と尋ねられた。
緊張のあまり、ボタンを押すのを忘れていたみたい。
アナタとなら天まで昇る気持ちです。
心の中で呟くも、そんなふうに答えられるわけもない。
ボタンを押してくれたアナタの指が、とても綺麗だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。