第25話 子供の留学備忘録② 先生はネット!
息子が「交換留学」から「海外大進学」へ大きく舵を切ったのは、高校三年になるほんの少し前のことだった。
彼の通う高校は偏差値低め(笑)の私立校であり、高校生になってから心を入れ替えて猛勉強をした訳でもない。
ただ、英語だけは趣味のように勉強していたなぁ。
中学まではタブレット型の通信教育をやっていたけど卒業と同時に終了したから、学校での勉強以外はほぼ独学。
勉強方法はただひたすらネットを見まくるのみ!(だから勉強しているようには見えなかった💦)
例えば、
海外留学経験者の英語系ユーチューブを見まくる。
海外の人と話が出来るアプリで夜中に会話(初めはほとんど会話にならなかった)
海外映画やドラマはわからなくても英語で見る。
「こんなんで英語しゃべれるようになるの?」
と、疑問に思いつつも英語が苦手な私としては見守るしかなかったけれど、高校二年の一学期には英検準二級に合格していた。参りましたm(_ _)m
そしてついに!
この年の十月、海外渡航が解禁された。
学校にも冬休み用の短期留学のチラシが舞い込むようになり、クラスでも行きたい子がちらほら……。
高校の修学旅行先は海外だったけれど、コロナのせいで旅行先が九州に変更されていた。
そのせいもあって、息子も海外へ行きたいという熱が一気に爆発したようだった。
だがしかし!
海外渡航にはコロナワクチンの接種が必要だ。
しかし彼は「ワクチン打たない派」だったのである(゚◇゚)ガーン
今からワクチン接種しても、冬休みには到底間に合わない。
クラスの友達は短期留学に申し込み、「フロリダ、イェーイ!」と喜んでいるとかいないとか。
悔しがる子供をなだめるために
「じゃあ春休みにすれば?」と、私は提案した。
こんな感じで、子供の春休み短期留学が決まった。
残念ながら春休み用のチラシは学校に舞い込まなかったので、独自に探して申し込んだ。
「語学学校とホームステイだけの観光色のないバンクーバー9日間」
三学期にはめでたく英検二級に合格し、九州への修学旅行へも行き、待ちに待った春休み。初めての海外で初めての一人旅だ。
(※送り迎えのお話が、20話と21話にあります!)
このバンクーバーの英語学校には日本人がたくさん来ていて、それこそ中学生から大学生などなどまでが学力別にクラス分けされるシステムだったらしい。
ここでいろんな人と出会い、カナダにコープ留学に来ている大学生(?)からもいろいろ話を聞き、世界が広がったのだと思う。
息子は一週間しか一緒にいなかったけど、いい関係を作れたらしい。
この春休みの短期留学は、子供が進路を変更するきっかけの一つだったと思う。
そして、もう一つのきっかけとなったのが、YouTube「白川寧々チャンネル」だ。
この白川寧々チャンネルは「国外逃亡術」と銘打って、海外大学の紹介をメインにしていて、海外大進学のためのノウハウや、現役海外大生へのインタビューなどを上げている。
このYouTubeとの出会いが、やがて子供の大学選びに大きな影響を与えることになるのだった(~o~)
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