第13話 セルフレイティングでの悩み事(創作)


 前々から迷っているのがセルフレイティングの「性描写有り」。

 拙作「揺籃の国」は、つけるかつけないかで迷い、用心のためにつけて、その後に外したのだけど、今またつけようか迷っている(^▽^;)


「揺籃の国」にはキスシーン、襲われるシーン(未遂)、初夜のシーン(直前まで)などがあるが、直接的な表現はしてない(たぶん)。

 最初は、用心のためにセルフレイティングをつけたけど、その後、カクヨム内でとても甘いベッドシーンがある素敵な作品を読ませて頂いてから、自身の作品を振り返り「こんなの性描写じゃないな」と思って外した。

 読みに来てくれた方々の中に、もしもこんなシーンを期待して来られた人がいたら、きっとがっかりされるだろうなと思ったからだ。


 いつの間にか私の中で、セルフレイティングが「用心のため」から「期待されてがっかりされるのは嫌」に変わっていたのだ。

 でも、直接的な表現がなくてもセルフレイティングをつけている方々の作品を目にしてから、やっぱりつけた方が良いのかなと迷うようになった。

「期待」よりも「嫌悪」する方のために、回避の目安としてつけるべきなのかも、と。


 カクヨムのレイティング設定基準はR15(15歳未満は見ちゃダメ)だという。

 そこで疑問に思った。そもそもR15の性描写とはどの程度なのだろう?


 調べて見ると、R15やR18というのは映画におけるレイティングということで、映像での規制の基準ばかりだった。簡単に言えば、映像に映っていてはダメな部分はあるけど、映ってなければ行為自体はOKみたいな感じだ。

(ちなみに私の好きな「アウトランダー」というタイムスリップ物のドラマは、わりと官能的なシーンや残酷なシーンが多いが、R15のようだ)


 残酷シーンだと「手や首がスパッと切れる」はR15だけど、血肉飛び散るようなグロイものはR18のようだ。

 犯罪に手を染めるような展開も、それが悪い事として描写されるのはOKだけれど、そうでないのはダメみたいだ。


 小説の場合は、映像でないぶん判断が難しい。

 性的な伏字や隠語を使う人は当然レイティングをつける必要があるとしても、キスの延長あたりで場面が変わる場合、連想はさせるけど描写はしていないと思うんだけど。それでもR15になるのかな?

 堂々と「この作品はR15だ」と言える甘い作品が書ければ、こんなに悩まないのだけど……。

 まだまだ私の中で結論は出そうもない。



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