第112話 誓いの言葉
「剣也君……」
一人部屋の隅で泣いている剣也。
レイナが慰めようと近づこうとする。
「レイナ……今はだめ」
しかしかぐやがその肩をもって、首を振る。
かぐやは知っている、レイナだって知っている。
今は少し整理する時間が必要だ、大切な人を失うとはそれほどまでに辛く苦しく出口の見えない暗闇の中なのだと。
本当に大切な物を失うとき、どんな言葉も通らない。
自分自身で立ち上がるしかないのだから。
「……落ち着いたら……ね」
「……はい」
そして二人は剣也を残して去っていった。
今日はロードの処刑の日。
剣也は何もできずただ目を赤くはらして天井を見つめていた。
ロードの言っていることもわかるし、世界はもうロードの死をもってしかアースガルズを許せないのかもしれない。
自分には難しいことはわからないが、それでもきっとそうなのだろう。
一心が、玄武が、世界連合が、その決定を肯定し、アースガルズ帝国ですらロードの命令に涙をこらえるだけなのだから。
「なぁ、ロード。俺達なんでこうなったんだろうな」
剣也は考えていた、笑い合った日。
間の悪い登場で、レイナとのいちゃいちゃをつぶされた。
レジスタンスを助けた時、罪をかぶってくれた、ぶどうをくれて過去を話してくれた。
それ以外にもたくさんのことがあった。
はじめは敵だったのに、いつしか剣也の中でロードは一番の友になっていた。
「はじめての友達なんだ、俺にとっても」
そしてロードにとっても。
いつから違ったのか、剣也とロードの道は。
いや、初めから違っていたのだろう。
ロードは最初からこの戦争を起こす気でいた。
だから世界大戦を止めたいと思っていた剣也にとって、初めから敵だった。
それでも。
「一緒に過ごした時間は嘘じゃない」
笑い合った時間、あの笑顔まで嘘だとは言わせない。
「なぁ、俺はこれからどうすればいいんだ。もう俺は剣を握れない、お前を殺した剣を」
剣也は身体に力が入らなかった。
考えても考えても、ロードを助ける理由が見つからない。
きっと世界は望んでいるんだ。
悪逆皇帝ロード・アースガルズの死を。
ロードを助けていい大義名分など剣也には思いつかなかった。
世界中で虐殺をした彼を助けていい正義など剣也には思いつかなかった。
だから。
コンコン
「……はい」
「失礼するよ、剣也君」
「……田中さん」
「少し話したくてね」
そして田中は。剣也に背を向けるように何かを取り出し机に置いた。
そして、背中越しに剣也に語る。
「剣也君、正義とはなんだろうね」
「え?」
「正義、何度も聞いた言葉だ。だがそれなのにいまだ誰もその答えを出せないでいる。私もそうだ。私は日本を奪還することを目的として生きてきた。なのに、ジークさんを助けてほしい、レイナ君を助けてほしい、君にあの時言ったのを覚えているかい?」
「……はい」
「結局人は、自己中なものなんだと自覚したよ。はっきり言おう。何億の人間よりも、私は君に死んでほしくない。君だけじゃない、親しい人は死んでほしくない、そしてそうでない人達の命は彼らよりも重くない。それは言ってはいけないことだけど、それが人であり、それこそが愛だと思うんだ」
田中はあの日、日本奪還と同時に、ジークが死なないで欲しいと願った。
それは余りに自己中で、我儘な願いだろう。
それでも田中はそれこそが愛だと言ってのける。
「だからこれからいう事は、私の自己中心的な考えだ。だがきっと真理なのかもしれない。剣也君……人を好きになるということは、愛するということは、それ以外の人の命よりも優先するということに繋がっていく。だがそれが否定されるのか、いや、私はそれこそが正しく愛するという事だと思う。友人を恋人を、他人より優先して何が悪い」
「田中さん……」
「私は思うんだ。この世界にただ一つ、みんなにとって正しい正義があるとするならばそれは……愛なんじゃないかって、もちろんこれは異性だけじゃないぞ。愛というのは性的な意味だけではないはずだからね、友情だって同じだ。誰かを思う、そこに生まれるのがその人だけの愛であり、その人だけの正義だとね。……はは、少しくさすぎるかな?」
「……俺だけの正義」
そして田中は取り出したものを再度握る。
「だから、剣也君。私は本当にひどいことを君に言う。残酷なことを君に言う。それでも君に言いたいことがある、聞きたいことがある」
そして田中はその握っていたKOGのカードキー再度手に取り、それを剣也の前に差し出した。
「君の、君だけの正義はなんだ」
眼鏡ごしに真っすぐと少年を見つめて。
…
「言い残すことはあるか」
総司令本部の前、巨大な広場。
絞首台の上に手錠されたままのロードがゆっくりと昇っていく。
周りには何万という人がロードへの暴言を飛ばす。
「アースガルズの国民達を頼む」
「……わかった」
そして玄武、カミール含め多くの世界連合の面々が見守り、警備のKOGを加えてロードの処刑が始まろうとしていた。
「これが、私の最後か。ふさわしいな、世界から恨みを一心に背負い、何も成し遂げず死んでいく。悪逆皇帝に正しい最後だ」
その絞首台から見下ろす人々の顔を見る。
きっと戦争で大切な人達を失ったんだろう、ロードに対する怒りがこの距離からでも伝わった。
死ね、世界の敵、地獄に落ちろ、ありとあらゆる暴言が飛んでくる。
ッ!
加えて、石も飛んできてロードの頬に傷をつける。
鈍い痛みだが、今から死ぬ自分にとってはどうでもいい話だった。
そして玄武が一歩前にでる。
「アースガルズ帝国は、すべてこの男一人に操られていた。帝国はすべて皇帝一人によって操られていた」
~
「オルグさん! なぜ! なぜいかないんですか!」
「ロード様の命令だからだ」
「ラミアさん!!」
「……目を逸らすことは許しません、最後まで……見なさい」
時を同じくアースガルズ中が失意の中その映像を見る。
ロードの最後の命令によって一切軍は動けなかった、もちろん個人的に動く存在はいた。
しかしそんな個の力では世界連合を超えられない。
~
「世界の戦争は、すべてこの男がまねいた結果であり、すべての罪はこの男にある! そして今日! この男の処刑をもって世界連合の勝利を宣言する!!」
すべての悪をロード一人に擦り付け、玄武は宣言する。
この日世界連合は勝利すると。
100を超えるKOGが見守る中ロードの刑が執行されようとしていた。
世界中の罵声を浴びて、ロードは最後の階段を上り切る。
「……さらばだ剣也。願わくば最後はお前の手で死にたかった……」
すべてを諦め、命すらも諦めた少年の処刑が始まった。
「いや、いや……ロード様!! ロード様!!!」
ソフィが群衆の中から現れる。
包囲網をかいくぐり、たった一人変装をして現れる。
しかし警備を突破できるわけもなく、あっさりと捕まった。
「ソフィ……すまない。玄武殿、後生だ。彼女を無事に本国に送ってはくれないか」
「……約束しよう」
「いや、いや!! ロード様死なないで、死なないで!!」
そしてソフィはあっさりと捕まり連れていかれる。
ソフィの叫びと共に、ロードの首に縄が掛けられそうになる。
「ソード様!! はやく!! なんできてくれないんですか!! 約束したのに、なんで!!」
(こないよ、あいつは。私はあいつを裏切った、殺そうとした。もう私達の道は決定的に別れたんだ)
そしてロードが潔く首を開き、縄が掛けられようと空を見上げる。
「私は一人で死んでいく…………」
縄が首にかけられた、そして絞首台に一人で立つ。
目を閉じ自分の最後を待つ、それが世界の正義なのだと諦めて。
世界中がロードの死を望みその最後を見つめた。
ロードの死を止めることは、もはやロード自身にだってできることではなかった。
もう誰もその死を止められない。
「私には、誰も救ってくれるものなどいなかったな……」
ただ一人を除いて。
『俺がいる』
「え?」
ロードは見た。
世界中が口を開けて、唖然と見た。
爆音と共に空気が爆ぜた。
空から白い雷が降ってきて、真っすぐとロードの傍に降り立った。
その白き騎士は、ロードにかけられそうになったその縄を一刀で両断し、ロードを救う。
「な、なんだ!?」
縄をかけようとしていた軍人が後ずさり下がっていく。
それを見た全員が、固まった。
なぜならそのKOGをみんな知っている。
神の名を冠する、その白く美しい機体を知っていた。
それを見た世界連合が、アースガルズが、ソフィが、そして。
「剣也……」
ロードが、言葉にならない表情でそのKOGを見る。
「な、なにをしている、剣也君!! やめなさい! そこをどくんだ!!」
玄武が叫ぶ。
世界連合の全員が、ありえないと剣也を見る。
「できません、自分はここを……ここだけは譲れません」
「な!? き、君は世界の英雄なんだぞ!! 今何をしているかわかっているのか!!」
「剣也……なにをしている!! 早く言う通りにしろ!! バカなことをするな!! 私はここで死ぬんだ!」
「……俺はここを動かない、たとえ万の敵が来たって動いてやるものか、お前が助けてというまで」
剣也は言った、思いの丈を。
ロードを助けたいという彼だけの気持ちを。
「なにを……いってる。そんなことをしたら! お前まで世界の敵になってしまう! 頼む、剣也! 私を死なせてくれ!!」
「嫌だ」
「な!?」
「お前が助けてというまで俺はここを動かないし、それ以外の言葉は聞かない!」
「お、おまえは!! バカか! どうしていつも私の……私の思い通りに動いてくれない!!」
しかし剣也は答えない。
そこに世界連合のKOGが集まってくる。
「剣也君、そこをどいてもらえるか。一時の感情が間違いを犯すことはある。君とロードの関係も知っているつもりだ、しかしこれは到底許されない。今なら何とか私がしてみせる、だから」
白蓮が青龍にのって、剣也に近づく。
そして槍を構えた、武力行使もいとわないと。
しかし。
「なぁ!?」
剣也が切った。
神速の剣技、目にも止まらぬ頂点の一閃を。
アジア最強の戦士をまるで、歯牙にもかけず。
白蓮の槍はその腕ごと真っ二つに切り落とされる。
「何度でもいいます。自分はここを譲りません。なんといわれようとも、たとえ─」
「そ、総員! せ、戦闘準備!! そのKOGを停止させろ!!」
「─世界中を敵に回しても」
…
「なぜなんだ、剣也……」
目の前ですべてのKOGを切り伏せる剣也を見る。
ロードの周りにはもはや誰もいない。
剣也がすべてを薙ぎ払い、絞首台の上にいるのはロードのみ。
観衆達も遠くまで離れ、今や総司令本部は戦場と化した。
「なぜお前は私を助けるんだ。私はお前を……」
ロードは目に涙を溜めながらその背を見る。
白くて美しいその機体を、銃弾の雨をすべて弾いて、切り刻む建御雷神を。
もしKOGが近づこうものならその領域に入るや否や行動不能に陥った。
白の領域は、完成し、もはや剣也に触れることは誰にもできない。
「剣也君!」
「剣也!!」
かぐやとレイナもKOGに乗って現れる。
しかし、剣也は止まらない。
「二人とも離れろ。今はそんな余裕はない、もし無理やり止めようとするなら二人でも切る」
そのプレッシャーは、レイナとかぐやすらも近づけない。
それの言葉は強く二人を拒絶する。
自分のわがままに、自分だけの正義に巻き込むわけにはいかないから。
覚悟を決めた白の領域には、何人体とも存在できない、
ただ一人。
「私をなぜ……助けるんだ、剣也」
その守る存在を除いて。
世界連合、アースガルズ、世界中の人間が見る中で剣也はロードを救おうとしていた。
その理由はただ一つ。
「友達だから」
「え?」
しばらく黙っていた剣也が口を開く。
「お前が俺の友達だから」
「何を言ってる、私はお前を殺そうと…」
「そんなことは知らん! 俺はお前を友達だと思ってる。お前がどう思おうと、一方的だろうと、俺はそう思ってる!」
「な!? お、お前の目的はあそこにいる二人だろ! 私は関係ないはずだ!」
「あぁ、そうだったよ。俺はただ笑い合える世界に変えたいと思った。レイナとかぐや、二人が笑い合える世界に変えたいと、それが俺がこの世界に来た理由だし、その気持ちは今だって変わらない! でも!」
剣也は全ての思いをぶつける。
「この世界で生きて、この世界で生きている人達と触れ合って、たくさん助けられた。大切な物がたくさんできた! 間に合わなくて助けられなかった人もいる、殺し合ったのに、最後には助けてくれた人もいる! そして最後の言葉もかわせずにただ守ってもらった人もいる!」
何人も死んだし、殺した。
死という言葉を理解するには十分なほどにこの世界で大切な人を失った。
「だから俺は変えるんだ。みんなが笑い合える世界に変えるんだ! その世界はレイナとかぐやだけじゃない! そこには……そこにはお前もいるんだ、ロード!!」
「私が……いる?」
「お前にも笑ってほしいんだ! ロード!! 世界の敵? いいだろう、世界中が敵になったって俺は、俺だけは味方でいてやる。お前の騎士の俺だけは!」
剣也の声には涙が混ざる。
ロードも、感情が震えてもはや涙が止まらない。
大粒の涙が、絞首台を濡らしていく。
それからロードはずっと下を向く。
剣也はロードの答えを待ってずっと戦い続けた。
剣也と言えど、動くことが許されずロードを守りながらでは銃弾すべてを防げるわけではない、一発一発と徐々に傷ができていく。
ロードは思い出していた。
自らが願い、そしてすぐに諦めた剣也と手を取り合う未来。
道が違うと諦めていた。
でも、もしかしたら二人が歩く道は会ったのかもしれない。
新しいルートが生まれたのかもしれない。
「私を……許すのか、お前を殺そうとした私を」
「許す!」
「私は世界を滅ぼそうと……」
「俺が止めた!」
「私は……私は! 死ななければ許されない!」
「バカか!!」
「へぶッ!?」
剣也は小突いた。
KOGの指の一本でロードの頬を。
その鈍い痛みに思わずロードは目を白黒させる。
「そういえば、まだ殴ってなかったな! ロード! 死んで終わりなんて許すか! 世界中がお前に死ねといっても……生きろ! 生きて生きて、そして世界を本当に変えてみろ! それがお前が許される唯一の道だ! そのためなら俺は、もう一度!」
剣也は振り向き、その巨大な手を再度ロードへと向ける。
今度は優しく、差し出して。
「もう一度握るよ、ロード。お前の手を。たとえどれだけ血にまみれていても、汚れていても、誰が何と言おうとも……その手を握る。それが俺の、俺だけの正義だから」
初めてロードと剣也が手を結んだ日を思い出す剣也、それはロードも同じこと。
◇
『それはいつか君が判断することになる。まぁ血まみれの手であることだけは確かだが』
◇
「私と……もう一度。お前はなんで……」
「……当たり前だろ。俺はお前の剣だから……使い手がいないと始まらない。俺とお前、二人そろってこそ最強だ、できないことなんて何もない。あ、でも虐殺はなしでたのむぞ。俺には思いつかないが、お前は頭がいいんだから……だから誰も殺さずに、そしてお前も死なずに。世界を平和にする方法。考えろ!」
「……それは……なんて無茶な」
「考えるのはお前の役目だ。俺にできることは!」
ロードに手を伸ばす剣也。
背後に現れたKOGを見ることもせずに一瞬で切り伏せる。
「切り開くだけだ。お前と俺の道を」
剣也も思い出していた。
オシリスの言葉、そして玉座の間にて誓った言葉を。
自分はいつまでだって剣なのだと。
ロードの騎士、ロードの剣。
そして。
「もう一度。今度こそは打算なしに、損得なしに。本当の……そしてただの……友達になってくれ、ロード」
少年の友なんだと。
涙と笑顔を交えながらも自分の心に正直に。
ロードはその手を見つめる。
何処までも真っすぐで、裏表なく、自分の心に真っすぐなその手を。
(お前は本当に……)
そして、ロードも涙で崩れた笑顔を向けた。
「バカだな、本当に。お前は」
「……だからお前がいるんだ」
ロードは涙をこぼし、それでも少し笑ってしまう。
きっとこの真っすぐな少年の熱にみんな変えられてしまったのだろう。
オシリスもジンも、レイナもかぐやもみんな、みんな。
この燃え滾るような熱に、もう一度炎を灯してもらったのだろう。
だから、自分は今こんなにも。
死のうと思って、すべてを諦めたはずなのに、こんなにも。
「わかったよ、剣也」
熱い思いが胸を焦がし、もう一度立ち上がる力が湧いてくるのだろう。
「ロード!」
「何を言っても、梃子でも動かぬその鋼の意思。それを一番知っているのは私だ。譲るつもりはないんだろ? たとえ死んでも、お前は最後まで、私を救おうとするんだろう?」
「あぁ! あぁ!」
「だから」
そしてロードが立ち上がる。
剣也に手錠を向ける、剣也は意図を理解して、一刀のもと手錠を切った。
差し出された白き巨人の手に自分の小さな手を重ねる。
今度は心から、ただ感情だけで、二人の少年の手が結ばれる。
「だから、お前と共に今度こそ新しい道を探そう、剣也。泣き言は許さんぞ。馬車馬のように働いてもらうからな」
「任せろ、たとえ世界とだって戦ってみせる」
ロードは覚悟を決めた。
捨てる覚悟ではなく、共に歩く覚悟を。
捨ててきた自分を、拾ってくれた剣也のために。
剣也は待っていた。
ただ救っても自ら死のうとしてるロードは救えない。
だからロード自身が動いてもらわなければ救えない。
だから、待っていた。
ただその言葉に向かい合って涙を流して頷く二人。
「覚えているか。玉座の間の言葉を」
「もちろん!」
「あの言葉はかつて、世界中が敵に回った皇帝が作った言葉だ。たった一人、その騎士だけは自分の味方であってほしいという願いを込めて。今ならその気持ちがわかるよ。たった一人でいい。自分の味方をしてくれる存在は大きな力になるのだと。しかしあの時は偽名だったな、剣也。だからもう一度やり直そう、この場で世界中にもう一度! ここから!!」
「あぁ!!」
そしてロードは宣言する。
大きな声で、剣也に、世界に向かって。
「御剣剣也、汝、ここに騎士の誓約を立て、我が騎士として戦うことを誓うか」
「誓う!」
「汝、その忠誠を永劫に、大いなる正義のため、我が剣となり盾となることを誓うか」
「誓う!!」
そのまっすぐな返事に、剣也の熱が伝播する。
ロードの目にも、そして心にも。
「ならば! 第100代皇帝、ロード・アースガルズの名において、汝を我が騎士として認めよう。そして命ずる!」
ロードは大きな声で、世界全てに宣言する。
「我を助けよ。我が騎士 御剣剣也! 共に世界を変えるために!!」
そして剣也はにやりと笑って宣言する。
「Yes,Your Majesty!!」
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