第2話 

目を開けるとそこは見覚えのない景色だった、

そう、例えるなら夏休みなどに久々に祖父母の家に行ったとき

眠りから覚めるとしばらくここがどこなのか忘れてしまう。そんな感じだ。


祖父母の家でもない、人工的な明るすぎる光が目を指すような白くキレイな光景


「ここは…」


気が付いたんですね

上品そうな聞いたこともない声が耳に入ってきた。

少しずつ眠気も冷めて冷静になってきたところで体を起こした。

そう、ここは病院だった。

「わ、私は…」

何を間違えてこんな所へ来たのか、周りには看護師意外誰もおらず困惑していると

「初めまして、✖✖総合病院の看護師を務めております、千歳(ちとせ)と申します」

淡々と言い放った言葉は凛としていていかにも看護師という感じだ。

「は、はい」

それだけで状況が呑み込めない私は昨日のことを思い返した

私が呼吸もままならなかったこと、苦しかったことを思い出してきた。

「しばらく経過観察が必要とのことで七瀬様の1週間程度入院が決まりました」

看護師さん、ええと千歳さんの放った言葉にはしばらく理解が追い付かなかった

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それでも私はあなたといたい るな @runa--

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