第46話 警察の失敗1(改訂版)
警察は、防犯カメラなどからの捜査から
しかし、どの部屋に潜伏しているかまではわからない。
これまでの捜査の中で赤頭圭子が日常的に人を殺していると推測されている。
推測の域を出ないのは、死体がないのである。
しかし、彼女が路地裏などに連れ込まれた後には、多量の血だまりができている。
今は、マンションの張り込みが行われている。
そんな中、赤頭圭子は深夜、2人の警察官に職務質問される。
夜中の一人歩きが不振に思われたのだ。
警察官は赤頭圭子に言う
「身分証はありますか。」
「ありませんわ。」
圭子は妖艶に笑いながら答える
「そのバックの中を見せていただけます
か。」
圭子の持つ紺色のショルダーバックを指しながら警察官が言う
「女の秘密を知りたいの。」
「いいえ、バックの中に危険なものはない
か確認するだけです。」
「危険なものってなぁ~に。」
「それを確認するのです。」
「いいわよ。」
圭子はバックの中を見せる。
中にはビニール袋に入れられた内臓のようなものが入っている。
警察官が圭子に聞く
「何ですかこれは。」
「私の夜食よ。」
「ホルモンなどにしては量が多いです
ね。」
「鬼の内臓よ。」
警察官が怒る
「からかわないでください。」
「本当のことよ。」
「署でお話を聞かせてもらえますか。」
警察官は圭子を警察署につれていこうとする
「ごめんなさい、彼が待っているの。」
警察官は食い下がる。
圭子は面倒になり、手刀で2人の警察官の首をはねる。
彼女はそのままマンションへ帰っていく。
その光景は尾行していた捜査員が目撃する。
さらにマンションを張り込んでいる捜査員が部屋を特定する。
圭子はマンションに帰ると街で拾ってきた男と抱き合う。
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