幼少期 お忍び
ふふふ
僕は今お父様に頼んで 、王都にお忍びに来ている。
妹のニーナも行きたい行きたいと言っていたが、流石に小さすぎるということで僕が一人で行くことになった。
と、いっても、お父様のことだから王都の住民に見せかけて護衛もいるだろう。
なんか美味しそうな匂いがしてきた。
フランクフルトだぁー。
「おじちゃん、フランクフルトおひとつくださいな。」
ふふふ、
ちなみに今は少し裕福くらいの格好をしている。帰属飛ばれることは無いだろう。
「おう。坊主お駄賃はしっかり貰うぞ。」
「もっちろん。はいどうぞ。」
「おう、毎度あり。」
かぁー、とってもうまそう。
やばいヨダレが、、、
「んーーー、うめーー。」
「お、これのうまさが分かるか。がははは
またこいよー!!」
そういって俺は気前のいいおじちゃんと別れて先程買ったフランクフルトを食べながら歩いていたらべちゃと何かが当たった音がした。俺は慌てて服を見たらアイスが服にベッタリ着いていた、たが、まぁ、仕方ないとぶつかったびっくりするほどの可愛い顔をした女の子に手を伸ばして大丈夫か聞いた。だが、返事はかえってこない。するとみるみるうちにぶつかった女の子は目に涙を、浮かべていた、僕は焦って女の子の涙を人差し指で涙をぬぐった。取り敢えず落ち着いてからもう1回話しかけた。
「えーっと、ごめんねアイスこぼしちゃって。」
「ち、違うのそのそうじゃなくて服汚しちゃったからうっごごめんなさい。」
あー、なんだそっちねそんくらいどうでもいいのに
「あははは、そっちか良かった。
いいよこんくらい洗えば綺麗になるし。」
「ほんと!?いいの?ゆるしてくれる?」
「うん!もちろんいいよ。
そんなことより今からいっしょにあそぼー、
僕の名前はハルト君の名前は?!」
「うん。遊ぶー。名前はねビビ」
正直一人で結構飽きてきてたんだよなー
ラッキー
「じゃ行こっか。」
「いった」
行こうとした時ビビは、顔を歪め悶絶した。
「どうしたの?足くじいた?」
「そうみたい。ごめんね遊べないや。」
だけど、暇だしなー暇つぶしになることはー、あっそうだ俺はビビの前にかがみ座り込む
ビビは不思議そうな顔をしていた。
そりゃーそうかと思い
「ほら、乗んなよ。足痛いんでしょほら乗んなよ」
するとビビは、顔を真っ赤にして、すっとんきょうな声を上げる
「えっ!?ののの、のるの?せ、背中に?」
「うん?だって動けないんでしょ?家までま送ってってあげる。」
「うっ、あ、ありがとう。えーと、広場の真ん中の噴水にごえパパが来るから」
「ねービビはもう魔法わかった?」
「うん。水魔法だった。魔力いっぱいあるんだって、褒めてもらったさ。ハルトは?」
「僕ー、僕も魔力おおいいってさー。」
「属性は?」
今は、少しこれは言わない方がいいだろう
ユニーク魔法いっても、分からなそうだし
「あ、もう着くよ。ほれあそこ。」
と俺は彼女を抱えてる手をひとつ離して前を指す。
「ホントだ!?ありがとう!!
迷子になって欲しかったのに」
ん最後なんか言ってた?ま、いっかぁ
俺はビビを下ろした時なんか寂しそうな顔したけどどうしたんだろう?
ビビ「またね」
僕「うん、また。あっそうだこれ上げる。
アイスのお詫び。」
そして、俺はガラス魔法で作ったガラスの
ネックレスを渡した。
「ありがとう」
彼女は満開のひまわりのような笑顔で言ってきた。少しドキッとしたのは絶対内緒だ。
そもそも、もう、残念だけど合わないと思うし。そのまま俺は少し寂し気持ちを押し殺しながら、王都にある別荘に戻って行った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます