第12話株のからくり

日坂は全裸になりシャワーを出していると

ゆかりは恥らうことなく

入って来た

八頭身の美しいスタイルで

胸は張り乳首は上の方を向いていた

「失礼します」

日坂は思わず声を漏らした。

「おお」

と言った時は股間の物はパンパンに張っていた。


「社長お元気ですね」

ゆかりは股間を触るとそれを擦った。

「いやあ、妻にはこんなにならないな」

「ありがとうございます、背中流しますね」

ゆかりはウォッシュタオルに石鹸をぬり

十分に泡を立て丁寧に背中を洗うと

背中に乳首を押し付けた。


「うっ、気持ちいい」

「うふふ」

ゆかりは興奮した日坂の全身を洗うと

日坂はゆかりの体を撫でた。

「じゃあ交代だ」

今度は日坂は手に石鹸をぬりぬるぬると

ゆかりの白い胸を後ろから揉みあげそのまま

脇腹に両手を滑らすと体をのけぞり

「うう、ああ」

ゆかりは声を漏らした


そのゆかりの隠微な姿を見て

日坂は笑みを漏らしたそして、二人の顔が高揚して

額から汗が出で互いに塗れた体を白いバスタオルで

拭き会うと日坂はすっかりリラックスした

「ああ、さっぱりした。

背中を流してもらったのは何年ぶりかな」


「あら、社長は奥様以外との女性とは?」

「最近はないな、昔いたんだが」

「愛人ですか?」

「まあ、そんなところかな」

「こらからは私がお世話いたしますので」

「あ、ありがとう」


ゆかりはベッドに座り体に巻いたバスタオルを取って

横になると白いシーツの上のピンク色に

染まった裸は改めて輝いて見えた

「暗くしていいですか?」

ゆかりは恥ずかしそうに言った


「あ、はい」

日坂はあわててライトを消し

ゆかりのシルエットが六本木の

夜のネオンに浮かび上がった

「きれいだ」

日坂はそこに顔をうずめた


「ああ、社長」

日坂の行為は激しく続き

日坂はゆかりの体にとろけるように

はまっていった


数時間後

ゆかりは寝ている日坂を

おいて部屋を出た

「ゆかりです」

「おつかれさん」

電話に出たのは一文字だった

「今からそちらへ行って良いですか」

「ああ、待っている」


10分ほどで六本木の一文字の部屋に行くと

一文字が聞いた

「どうだった?」

「はい、日坂と」

「そうか、様子は?」

「はい、私の体に夢中です」

「よし、よくやった」

一文字はお金が入った封筒をテーブルに置いた


「ありがとうございます」

「予定通り、プレステージ計画を進める」

「はい」

「脱げ」

「はい、でも今・・・・。」

「良いから脱げ」

ゆかりは恥ずかしそうに全裸になって

一文字の前に立った


「どうだ、他の男に抱かれた気分は?」

「は、仕事ですから」

「感じたか?」

「いいえ」

「声は出さなかったのか?」

「・・・・。」

「出さなかったのか聞いているんだ」


そう言って一文字はゆかりの豊満な乳房を

強く握った

「出しました」

「じゃあ感じたんだな?」

「は、はい」

ゆかりは小さな声で言った


「いくぞ」

一文字は立ち上がり

隣の部屋に入り

ゆかりをベッドにくくりつけた

そして、いつものように

右手の中指に指輪をはめ

低音の利いた音楽を流し始めた

すると

「あああ」

ゆかりは下半身を激しく動かし始めた


~~~~~~~

「おはよう」

6時に理恵から電話が有った

「どうしたんですか、こんな朝早く」

亮はいきなり理恵の元気な声を聞いて

笑った。

「今日のお買い物楽しみ」

「夕方ですよね」

「そうよ、忘れているかなと思って」

「忘れていないですよ」


「よかった。そうそう、

おじいちゃんが今日株を買っておけって」

「えっ、どこの?」

「おじいちゃんの会社の株かな?」

「わかった、調べておきます」

「じゃあ4時に美宝堂ね」

「あ、はい」

亮は電話を切ると気が付いた


「そうか、インサイダーにならないようにか」

亮はそう呟くと友子に電話をした

10回ほどコールをしたが

友子は電話に出なかった。

あきらめて父親の秀樹に電話をした

「もしもし」

不機嫌そうな声が聞こえた。


「おはようございます、亮です」

「おお、久しぶりだな」

「お父さん、いい情報が有るんですけど」

「なんだ?」

「株の件です」

「ん?どこだ?」

「五島物産とその系列ですが」

「上がるのか?」


「たぶん」

「わかった、中村さんと小村さんと話をさせよう」

「良いんですか?確認を取らなくて」

「大丈夫だろう」

「は、はい」

「たまには顔を見せろよ」


「お父さんこそ会社に顔を出してください」

「あはは」

「今日、内村社長のお孫さんと美宝堂へ行きます。」

「分かった」

秀樹はそう言って電話を切った。


亮が電話を切るとすぐに友子から電話がかかってきた

「おはようございます」

「お久しぶりです」

「ごめんなさい。寝ていました」

「すみません朝早く」

「いいえ、どうしました?」


「ちょっと聞きたい事があって」

「なんでしょう?」

「五島物産の情報聞いていませんか?」

「ちょっと待ってください」

友子はパソコンのある部屋に移動して

スイッチを入れた


「どう、仕事うまく行っている?」

「はい、ありがとうございます。

お陰でうまく行っています」

「良かった」

「それより、亮の元気が無いって噂を聞いていたけど」

「あはは、もう大丈夫です」

「そうよかった」

友子はパソコンのモニターを覗いて言った


「GOTOの株が上がる気配が」

「そうですか」

「GOTOはどこかの会社を子会社化する噂が立っているわね」

「相手わかりますか?」

「たぶん部品を作る・・・」


「なるほど、精密機械の会社ならビニールとか、

年商100億以下のレベルですね、

それでいて大手の子会社じゃない」


「はい、株価で2000円位まで」

「しかも特別な技術を持っている会社ですね」

「うん待って検索するわ」

「はい」

亮は友子の仕事の早さに感心していた。


「有ったわ2社」

「名古屋化学とATK化学」

「株価が上がっているのは?」

「名古屋化学」

「それだ!」

「ひょっとして?」

「たぶん」

「じゃあ、名古屋化学とGOTOが

名古屋化学のとTOBを掛けます

親会社の五島物産が買ね。

亮どれくらい買う?」


「任せます」

「OK、たぶん間違いないからやってみるわ」

「では僕の資金を動かしてください、

それと中村さんの方にも連絡お願いします」


「大丈夫よ、」

「はい、うふふ。また連絡するわ」

「ありがとう」


亮は次に飯田に電話を掛けた。

「おはようございます」

「おはよう、どうした?」

「あのう、GOTOが名古屋化学のとTOBを掛けます。

もし株をお持ちでしたら」


「おお、いい情報だな、五島商事の株価も上がるな」

「はい、おそらく」

「わかった、ありがとう」


~~~~~

亮は早く起きたので久々に直子に電話を掛けた

「おはよう」

「あら、早いわね」

「ちょっと会いませんか?」

「どうしたの?急に」

「仕事の件です」

「OK」


亮と直子は9時に大手町の

ビルの地下のコーショップで会った

「おはようございます、直子さん

モーニング食べましょう」


「はい、どうしたの?」

「お店の方どうですか?」

「順調よ」

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