21話 新たなる仲間
俺は宿の前にきた
アダレトはローブを着て俺のそばを離れていない、なんだったらズボンの裾をその小さな手で握りしめている。
俺は宿の扉を開けた。
ロビーに入り自分の部屋へと続く階段に足をかけた時、
「オオガ様!お待ちを、」
「なんだ、」
俺は宿の女将に対して威嚇混じりの返答をした。
「オ、オオガ様にお会いしたいと言う者が来ております。」
「そうか」
「はい、今呼びます」
女将は俺の許可なく
「テシェ、キュルレルさん!オオガ様が来ました!」
女将の声の少し後
奥の方の部屋から騒々しい音がしする。
そして
すぐに女将の後ろに 紫の唾の大きい帽子、紫のワンピース の若い女が滑り込んできた。
そして若い女は俺を見て嬉しそうに
「あ!オオガ様! あ、え、あ! 私の名前はテシェ、キュルレルです!この前はありがとうございました! オオガ様のおかげで死なずにすみました! ありがとうございます! 」
「そうか、良かったですね」
(なんのことだ?んー?)
「オオガ様、私、オオガ様の起こした教会での奇跡今でも記憶に残り、またとても感謝しています。 なので、そ、そのー、、、私はオオガ様に恩返しがしたいんです!
私を仲間にしてください!」
(は?、何か言い出したと思ったら仲間になりたい? 冗談じゃないいらねーよ)
「あーすまんが、君は」
俺は若い女を拒もうとした時もう一度考えた。
(いや、待てよ、こいつは冒険者登録できるぐらいの魔力とやらはあるのではないか?)
「あー君は契約魔法?をできるぐらいの魔力?はあるか?」
若い女は少し戸惑い
「え、あ、まあ、それぐらいの魔力はあります」
「そうか、」
(お!こいつにさっきのやらせればいいか)
俺は若い女に向かって
「よし、お前、いいだろう俺の仲間にしよう」
「はい! ありがとうございます! がんばります! あ、あとオオガ様、私にはテシェ、キュルレルという立派な名前があります!なのでこれからはテシェとお呼びください」
「ああ、そうか、よろしくな テシェ」
テシェは満ん面の笑みで
「はい、これからよろしくお願いします!オオガ様!」
《後書き》
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