はじまり 二話

俺は目を覚ました。


俺は目覚めてすぐ異変に気づいた。


(え?あれ?目の前が真っ暗な闇だ。横の壁はどこまでも伸びて続いてる。計器がないどうしてだ?)


俺は手を伸ばした、すると、一気に手が伸び暗闇に入っていた。暗闇の中に壁があった。


(うわ!手が伸びた!ん?手がなんかの壁についたぞ。)


俺は壁を撫でてみる、何かが動いた、一気に空間に光が入る。


そして俺の目の前5センチの所に外部ライトが付いていることを伝えるランプがある。


手を何かにまた当てる、すると今度は椅子も壁もないただ明るく白い空間に俺はいた。


「なんなんだ、ここは」

俺は呟く。


そして俺の呟きに応じるようにあらゆるの場所が伸びたり縮んだりする。


俺の口から手が出る、目から親指がへてくる、俺の体が伸びる。


(考えても意味がわからん、何もしないでおこう、時の流れがなんとかしてくれるはずだ。)


俺は目を瞑る。

俺は再び寝た。段々と体が冷えていくのを感じて。






俺は波の音で目を覚ました。


俺は重力を感じ


「ようやく着いたか、さあ外に行こう」


俺は脱出用レバーを引き、扉のロックが空いた。


俺は扉を開けて外を見る。


(おお、綺麗だな。)


そこには白い砂浜、青い水、サンサン明るく照らす太陽があった。


俺は砂浜に足をかける、

俺は異世界に足を下ろす。


人類は初めて異世界に踏み込んだ。


〈あとがき〉

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