はじまり 旧バージョン

この話は本編の編集前のものですので

本編を読んでからここを読むのをおすすめします。

一応ここから読んでも伏線とかは全て読めますが、文体が少しわかりにくくなっています。











オオガは目を覚ます。体が浮いている。目覚めてすぐ異変に気づいた。目の前にあったはずの計器類が、無数の制御スイッチが暗闇に変わっている。手を伸ばした、すると、一気に手が伸び暗闇に入っていた。暗闇の中には何やら壁がある。しかしわからない、そこで、壁を撫でてみる。何かが動いた。一気に空間に光が入る。そして何かが気が付いた、気付いた時には目の前に外部ライトが付いていることを伝えるランプがある。手を何かに当てる、すると今度は椅子も壁もないただ明るく白い空間にいた。

「なんなんだ、ここは」

オオガは呟く。そしてその呟きに応じるようにあらゆるの場所が伸びたり縮んだりする。口から手が出る、目から親指がへてくる。オオガは諦めた、考えるのを、行動するのを。そして時の流れがなんとかするのを待つことにした。彼は目を瞑る。体の半分が歪んで見えても、気にしないで。

オオガは再び寝た。

段々と体が冷えていくのを感じて。


波の音で目を覚ました。

気づけば、自身の体が椅子ではなく、天井に寝ているのを感じ

「ようやく着いたか、さあ外に行こう」

彼は脱出用レバーを引き、扉のロックが空いた。

扉を開けて外を見る。

そこには白い砂浜、青い水、サンサン明るく照らす太陽があった。

彼は砂浜に足をかける、


異世界に足を下ろす。

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