初戦 三話
俺は歩き出す。
砂浜の上を、
そして
1匹のウサギのようなものが何かを背負い動いているのを俺は見た。
俺は一気に後ろへ戻り剣を抜く、
剣を構えその動く生物を観察する。
(口らしきとこには鋭い牙はない、全身は白い毛のようなのがびっしりとついている。よし、狩れる。行くそ!)
俺は一気に兎のような生物との間合いを詰め斬りかかった。
次の瞬間、
毛のようだったのが一瞬で鋭い針となり俺を襲った。
俺は慌ててよける、針は砂浜に刺さった。
俺は一気に10メートル下がる。
ウサギの化け物は俺を見ている。
抜けたはずの毛が全て一瞬で治った。
そしてまた俺へと針を飛ばす、
俺は剣で針を弾きながら岩陰に隠れた。
(あの兎の化け物め、強すぎる、だが今は攻撃してこない何故だ?)
俺が考えて居るとき、化け物は岩を越え俺にまた攻撃した。
俺は逃げる。
そして、持っていた、小型煙幕爆弾を地面に捨て当たりを白一色にした。
俺は物陰に隠れた。
義眼をサーマルカメラモードにするよう意識し、
あたりを見た。
そしてウサギの化け物を見つける。
(どーやら化け物は目でしか相手の位置を測れないんだな。 よしいける。)
俺は物陰から飛び出し、
一瞬で剣の間合いに入り兎の化け物を斬りつけた。
斬りつけあたりで止まる。
目を通常モードにした。
そして、
さっき使った爆弾の安全環を握りつぶした、
手からガスが出て、辺りにあった白い煙が素早く消えていった。
俺は化け物の状態を確認した。
(全体を二つに分けたから死んだと思うが、心配だな。)
俺は再び斬りつける。
何度も、何度も、
気づけば大量の血飛沫とサイコロステーキみたいになった肉塊だけだった。
俺は血のついた剣を振って血を落とした。
「ふー終わったな、さあ行こう。」
俺は歩き出す。
オオガは血の足跡で蹂躙した後を示して、ヘンテコな森の中へと進んでいく。
〈あとがき〉
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