美味しい食事 十二話
俺はこの世界にに来る前から5日ぐらい何も食っていなかったので、流石の改造人間でも腹が減った。
(流石に腹が減ったなー、、、だが、流石にここの飯は酷すぎるな、んー、、よし、自分で作るか。)
俺は部屋を出て、兵士を見つけ、言った
「そこの兵士、俺を街の外まで案内しろ」
「は、はいオオガ様」
俺は兵士に案内され街の外に出た。そして森の方に隠していた異空間転送船のとこに向かった。
異空間転送船には木の枝や落ち葉が少しついているが、荒らされた後はなかった。
(やべ、隠蔽モードにするの忘れちまった。まーでも荒らされて無いな。まっ、そうだよな、なんせめちゃくちゃ丈夫だからな。さて、飯でも取るか、)
俺は異空間転送船の扉を開き、戦場用携行食9号を取り出した。そして、加熱用の紐を抜こうとしたとき。
(そういや、アダレトはこうゆうの食ったことないんだよな、、、そうだ!これを食わせたら、もう少し俺に対してまともな態度するかもしれないな、、、よし、アダレトに食わせてみよう。)
俺はそう思うと、異空間転送船を隠蔽モードにし、戦場用携行食9号を持ってアダレトの居る部屋に戻った。途中兵士たちに不思議そうに見られたが、
そして
俺は扉を開けた。そして、アダレトのそばに座って、アダレトが起きるのを待った。
数時間経って、朝日が登ったとき、アダレトは起きた。
「やあ、アダレトおはよう、」
アダレトは俺に驚きベットの隅に行って怯えていた。
「なあ、アダレト俺はお前に酷いことはしないぞ、、、、そおだこれをあげよう。」
俺はそう言いアダレトの前で戦場用携行食9号の加熱用紐を引いた、
<シュージュッジュー>
中で液体か個体かが加熱される音がした。
数秒後俺は蓋を開けた。そこからドライカレーの匂いがした、アダレトは嗅いだことの無い匂いらしく。こちらに少し近づいた、それを見て俺はアダレトの指の細い手に強引に渡した。
「アダレトこれを君にあげよう、」
アダレトは食わない、だが俺の言葉を聞かず、ずっと手元にあるドライカレーの方を見ている。俺はさっきよりも大きな声で、
「アダレト、食っていいんだ、さあ食いな。」
ようやく俺の言葉を聞いた
「い、いいの?」
「ああ、いいとも」
アダレトは恐る恐る戦場用携行食9号の中に手を入れた。そして、口にドライカレーを入れた。
すると、とてつもないスピードでドライカレーを口に入れていった。
アダレトが食い終わるとアダレトの口の周りはドライカレーまみれになり、ベットのシーツも同様になっていた、その様子はアダレトがどれだけ夢中になって食べたのかよくわかるものだった。
そして俺は自分の食事をすっかり忘れていた
〈あとがき〉
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