ありがとう 13話
俺はアダレトが食事が終わったのを見て
「アダレト食い終わったなら、それくれるか?」
「あ、はい。」
アダレトは俺に戦場用携行食9号のケースを渡した。
俺はそれを受け取ると、近くに置いていた匂い防止の袋に入れた。
「アダレト、ベットを綺麗にするからベットから降りてくれるか?」
アダレトはようやく自分がメチャクチャにしたベットシーツに気づいた、驚いて、もう申し訳そうに、素直にベットから降りた。俺はシーツをベットから剥がし、小型汚れ落とし機で汚れを落とした。アダレトはその様子を見て不思議そうに俺を見ていた。そしてアダレトの口の周りを近くにあった紙で拭いた。そしてますますアダレトは不思議そうな顔をした。
「よし、終わった、アダレト、これ美味かっただろ。」
「は、はい、とても美味しかったです。」
(前も同じこと言っていた気がするが、まーこれでたしょうはまともな態度をとってくれるはずだ)
<コンコン>
扉がノックされる音がした。
「ああ、入って良いぞ。」
「失礼します。オオガ様、昨日治療していただいた者、全員が良くなったので領主様がお会いしたいとゆうことです。」
「ああ、わかった。行くよ。あ、コイツも同席させるぞ。」
俺は横に居たアダレトの背中を叩いて兵士に伝えた。
「あ、おやm、おやめください 領主様が不快に思います。」
俺はそれを聞いて兵士を威嚇した感じで言った
『アダレトがダメだって?舐めているのか、俺の要求だぞ、お前この場で肉片になりたいか?』
俺はアダレトに見せないよう気をつけて、兵士の首元に一瞬でナイフを当て脅した。
『いいよな?』
そして兵士は怯えながらも
『は、ひゃい、よろしいと思います。』
俺は笑顔で
『よし、物分かりのいいのは助かる、いらぬ労力を使わないで済むからな、、、、さあ、アダレトいこう。』
アダレトは何が起きたか理解していない様子だった。
俺はアダレトと手を繋いで領主のいる書斎の扉の前に立った。扉が空き領主の元まで行った。
「おお、オオガ殿わざわざここまで来てくれてどうもな。、、、、
長話は不要だな、さて本題に入ろう。、、、君達は昨日一日中治療に当たってくれたそうだな、そのおかげで皆良くなった、、、、ありがとうな。
そういやオオガ殿はここに来た理由をこの街の人々を助けるためだと言っていたな。それは許可する。それと君には好きにここで生活してもらって構わん。これからも私の街を頼んだよろしくな。」
「はー?」
『それと今日は君たちの活躍を大々的に街で讃えたいのだがいいか?』
「あ、はい、いいですけど。私はただ人を助けただけですが、そんなことでその様なことをしてよろしいのですか?」
領主は少し不満げに。
「謙遜は要らぬ反感を買うぞ、、ここは素直に受け入れてはどうだ?」
「まーはい、わかりました。」
「よし、決まりだな。ではすぐ行こう」
俺は思い出した感じで
「あ、そのーコイツも連れていいですか?」
俺はアダレトの肩を叩いて領主に伝えた。
領主は少し考えて、
「まあ、よかろう。」
俺とアダレトは煌びやかな馬車に乗り街のメインストリートを通った。
城の門を出てすぐ
右手の建物から。
「ありがとう!」の歓声の声が
左手の建物から
「ありがとう!」の称賛の声が
道の周りから
「ありがとう!」の感謝の声が
そこらじゅうから俺とアダレトを称賛し感謝する声が聞こえた。
それと
花弁が大量に宙を舞っていた。
まるで一本のマッチの火で街中が火の海になりかねないぐらいの量が舞っていた。
俺とアダレトはその花弁の空の下を歓声、感謝を浴びて通って行った。
〈ありとがき〉
ここまで私の作品を読んでくださりありがとうございます。とても嬉しいです。
これからもこの作品を読んでくださると、とても嬉しいので、よろしくお願いします。
また、作品に対するレビューなどもしてくださると私のモチベーションが上がるのでお願いします。
ありがとう!
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