食事 十話
夕日が見えた。俺は兵士に休憩を取るよう言われる。俺は寝ていたアダレトの元へ行く
「やあ、アダレト飯にしよう。」
「わ、わかりました。オオガ様。」
俺はアダレトの手を引く。そして、兵士の元へと行った。
兵士は言った。
「オオガ様そのような邪悪な悪魔の子とは同じ食事はできません。」
俺は意味がわからなかった。兵士は続ける。
「たとえ、その悪魔を連れても入れてくれる店はありません。さあ、置いていきましょう。」
俺は一瞬ら兵士の言うことに了承しかけた。が、元世界で自分のミスで放置し餓死させた飼い猫を思い出す。
「いや、いい、私はここで治療をするよ。君たち2人分の食事を持ってきてくれ」
「はあ、わかりましたオオガ様」
俺は再び治療を続けた。アダレトは俺のそばに居た。
兵士が食事を持ってきた。
「オオガ様持ってきました。」
オオガとアダレトはむき会って食事にした。オオガにとってこれが初めての一人ではない食事、アダレトにとっては初めて猫耳ではない人との食事だった。
夕日は強く、赤く、光っていた。まるで明日がいい日になるのを予言するように。
<あとがき>
時間のない中、貴重な時間を使って読んでくださりありがとうございます。
面白かったら星をつけてくださるとうれしいです。
今回の話の最後の表現?は 『おさるのジョージあした天気になあれ』を子供の頃に見た思い出をもとにしました。
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