人助け 九話

俺(オオガ)は横にいる猫耳女の手を引き外に出る

「お前の名前はなんだい?]

猫耳女は口をピクピクさせたが答えない

『俺はオオガ、ベッツだよろしくな、お前の名前はなんだい?』

猫耳女はようやく答えた。

「わ,わたち、私はアダレト、ベレンです」

猫耳のアダレトは俺に言った。

「そうか、アダレト、今日からよろしくな」


兵士に護送され古びた教会のようなとこに入った。教会には血と肉の腐る腐敗臭がして俺は思わず口と鼻を覆う

「よし、アダレトお前には昨日俺がお前に行ったことを話してくれ」

「わ、私にしたこと?」

「ああ、そうだ俺が昨日お前の病気を治したことだよ、、、あーこう言えばいい『私はオオガ様に細い針を刺されて私の病気は治りました。』とここにいる人に言えばいい」

アダレトは俺に続いてたどたどしく

「わ、私はオオガ様に、細い針?を刺されて私は病気は治りました。」

「おお、そうだアダレトよくやった!」

俺はアダレトの頭をぎこちなく撫でる。アダレトは顔を真っ赤にしてどこかに消えた。

(あーなんかまずいことでもしたかな?もう頭を撫でるのはやめよう。猫みたいだからいいと思ったのにな よし準備するか)

俺はそこら辺でとった桶に水を入れる。そこへ 治療薬を溶かした。そして一本の注射器にその水で溶かした薬を入れる。


俺は周りの病人全員に聞こえるよう言った。

「皆さん!私はあなた方を治療してきた医者です!治療をするので一列に並んでください!」

そお俺が言うと病人はわれ先にと俺の元に来る。

俺は予想に反して一気に来たので驚いた。

俺は急いで注射しては桶の薬品を注射器に入れまた注射する。 


俺は時々、何やら誰かに抱きつき泣いているアダレトを見た。


そのアダレト涙は彼女の壮絶な過去を否応なくオオガに伝えていた。



<あとがき>

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