第10話 ふわふわあわあわ
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少しエチ度高めです
苦手な方はご注意ください
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我が家の浴室は、大人三人が余裕をもって使える大きさがある。
風呂好きの両親がこの家を建てる時に、夫婦と子供二人が一緒に入れるようにと、浴室と浴槽を大きくしておいたのだ。
シャワーも3つ設置されているので、三人が一度に体を洗うことも出来る。
そんな環境だったので、俺は両親はもとより、仲の良かったお隣の姉妹ともしょっちゅう一緒に入浴していて、それが当たり前になっていた。
流石に10代半ばになって、小さな頃のように無邪気に洗いっこなどはしなくなったが、今も時折、姉妹と共に入浴することがある。
「そう言えば、すず。昨日、俺の裸見て慌ててたけど、もう平気なのか?」
「えへへ、それもあってね、一緒にシャワーに入って慣れようって思ったんだよ。」
昨日の朝、涼菜は筋肉が付き始めた俺の体を見て、色っぽくて直視出来ないと言っていた。
このままでは俺と気軽に戯れることが出来なくなると思い、早く慣れるために一緒にシャワーを浴びることにしたのだろう。
照れ笑いをする涼菜が健気で愛おしくて、彼女の頬を優しく撫でた。
涼菜は猫目をふにゃりとさせて、俺の胸に両手を添えて寄りかかり、頬を擦りつける。
俺は彼女の背中に左腕を回しながら、右手で頭をゆっくりと撫でた。
「ゆうくんはあったかいね。」
「すずもあったかいよ。」
涼菜の右手がとても大切なものに触れるように、俺の胸から腹にかけて凹凸を確かめながらゆっくりと往復する。
少しくすぐったかったが、彼女の気が済むようにさせておいた。
やがて涼菜が俺の胸筋の輪郭をなぞりながら静かに呟く。
「男の人って鍛えるとこんな風になるんだね。」
「まだ1年しかトレーニングしてないんだけどな。」
「じゃあ、来年にはもっと凸凹になっちゃうんだ…」
俺の返答に彼女はくすくすと小さく笑いを漏らしながら、柔らかな体を押し付けるように俺を抱きしめて、全身で硬い体の感触を味わっていた。
暫くすると、涼菜はじっと俺を見上げてから…
「このままずっと裸でいたら、二人共風邪引いちゃうね。」
「そうだな、シャワーを浴びて温まろう。久しぶりに洗ってやろうか?」
「うん、久しぶりに洗ってもらっちゃおうかな♪」
戯ける涼菜の瞳には、小さく灯る熱いものが見てとれた。
シャワーヘッドを持ち、お湯を出して温度調節をする。
立たせたままの涼菜の肩口から少し熱めのお湯を掛けると、彼女の白い肌に徐々に薄い桜色が広がって行った。
スポンジを湿らせてからボディソープを染み込ませ、念入りに泡立たせる。
作った泡を涼菜の後ろから肩口に乗せて、左手で体を支えながら、右手で泡を包み込んで小さな背中を撫でていった。
涼菜は髪に泡がつかないように、右手を後頭部に回して髪を上げ、うなじを露わにしている。
「ゆうくんに洗ってもらうの、おっきな手で優しくなでなでしてくれるから好き。」
「優しくしないとすずの綺麗な肌が傷ついちゃいそうだからな。」
俺と違って涼菜のきめの細かい柔らかな肌は、スポンジで洗ってしまうとそれだけで傷だらけにしてしまいそうだ。
スポンジから泡を掬い取り、今度は両手を使って首筋、肩、腋、腕と、泡を纏わせるようにして洗って行く。
「ふふ、ふわふわのあわあわだね♪」
「もう少し強めにした方が良いか?」
「ううん、今のままの方が気持ち良い。」
「ん、分かった。前も洗うぞ?」
「うん、お願いします。」
後ろから体を包み込むようにして、デコルテから少しずつ丁寧に泡を延ばして行く。
途中、ふくよかな部分の二つの突起に差し掛かる。
両手でそれぞれ円を描くように泡で包み込むと、ピクリと体を振わせて…
「ぁ…ん…、ゆう…、くぅん…」
…吐息が熱く湿り気を帯びてくる。
そのまま下腹部とお尻まで掌を這わせたところで前に回り、跪いて涼菜を見上げお伺いを立てる。
「すず。」
「うん…」
「触るぞ?」
「はい…」
彼女は潤んだ瞳を軽く伏せて俺を見下ろしている。
唇は薄く開かれ、吐息はさらに熱く、呼吸は少し早い。
ボディソープの泡をたっぷりと右手に乗せ、涼菜が少し開き気味にしてくれた足の付け根に差し入れる。
「ぅあ…、ぁ…ん、ん…」
形に沿って優しく中指を動かしデリケートな部分を洗浄すると、彼女はキュッと目を閉じてビクビクと体を揺らした。
その後は、弾力のある腿からつま先まで、丹念に磨きあげて行った。
肌を桜色に染めて、俺の両肩に手をついて腿を擦り合わせながらようやく立っている涼菜を正面から抱くように支えて耳元で囁く。
「すず、シャワーで流すぞ、もう少し辛抱出来るか?」
「うん、大丈夫、ゆうくん、ありがとう…、大好き…」
「俺も大好きだよ、しっかり肩に掴まっておけよ?」
「うん…」
少しとろんとした笑みを浮かべる涼菜に愛おしさが込み上げてくる。
一度強く抱きしめてから、彼女が纏っていた泡をシャワーで丁寧に流すと、艶めく肌の輝きが一層増した気がした。
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