第26話 瀬戸内海での神戸の戦い

 アンダーソンが東京の大使へ着任すると、宇宙軍によるオオワシの動向がどうなるか気になる様子のサラ王女であった。

「そんなに気にすることは無い。秋原圭一も私も、きっとあなたが平和を通じて、宇宙軍と関係が良くなることを願っているから。なあそうだろ、圭一」

「ああそうだね」

 圭一がそのように言うと、サラ王女はそれでもあのオオワシは信用ができないと話すのである。

「圭一と有栖、今日は私の為にありがとう。地球人のありがたみがわかるが、宇宙のオオワシをあなどってはならない。それだけ危険なやつだから、用心した方がいい」

 そして再三警告するサラ王女は、地球の惑星の外にいる宇宙艦隊から、銀河系ロボットが地球に降りてきた報告を受けるのであった。

「やっぱりね。それでも、侵略の意思をやめないのがオオワシよ。あいつは倒すしかない。私もゼロインフィニティで参加するから、よろしく頼む」

 笑顔を作って笑いを取ろうとするサラ王女は、銀河系ロボットを倒すために、近くの基地へ急ぐのであった。

「警告する、宇宙軍のロボット兵器、今すぐ我々の領空から退避せよ。もしも我々の命令に従えないのならば、攻撃を開始する」

 日本の自衛隊機であるF-35A戦闘機が、銀河系ロボット 日本側呼称のゼウスへ威嚇攻撃を加えようとすると、ゼウスが反撃を開始するのであった。F-35A戦闘機が、攻撃から逃れて上空へ飛び立つと、ゼウスが放つ小型ミサイルが、それに命中して墜落するのであった。今いる現在の場所は、瀬戸内海の神戸方面付近であった。

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