第23話 宇宙への祈り

 そして早速宇宙軍から使者が来たようである。それは敵の工作員では無かったようであるが、敵と思っていた地球の人々はそれを歓迎していなかったようだ。相手の宇宙軍が円盤のような浮遊物で、地球にやってくるとそれは日本へ不時着してくるのであった。

 ある者は宇宙への祈りという事で、平和を追求するというメッセージの広告を出したりしたが、それは果たして届くであろうか。

「ようこそ日本へ。宇宙軍の方から挨拶が来るとは、意外ですな。まずは歓迎の出迎えといきたい所ですが、どうなるかという所ですな」

 宇宙軍の使者が日本の大地を踏むと、歓迎のメッセージを日本の首相が表明した。そしてそのまま従うのかと思えば、宇宙軍の使者達は、サラ王女はどこにいるかと早速、問い詰めるのであった。

「おい何だその態度は」

「もう一度聞く、サラ王女に早く会わせろ」

 日本の首相の護衛隊が宇宙軍の奴らを捕まえようとすると、宇宙軍の奴等に投げられるのであった。

「何よアンダーソン、私ならここにいるわよ。地球の人々に対して尊敬の念が無いわね。ご行儀があったものではないわね」

 すると、上空からヘリコプターが降りてきて、拡声器でサラ・サンダーが宇宙軍の使者であるアンダーソンを罵倒した。

「アンダーソン、今度こそ私の命令に従いなさい」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る