第17話 王女サラ・サンダーを追え
レッド・オクトーバーを追え!のサントラのような音楽をかけながら、宇宙軍の軍用艦が地球に向けて発進する。派閥争いでオオワシとサラ王女は敵対関係にあるが、刺客を送ったという事で、完全にケリをつけようという感じである。
一方、地球の日本では秋原圭一が、サラに対して気遣いをしていた。頼りないと感じているサラであるが、こんなのでパイロットは務まるのかと思う様子である。それについては一式も同意見のようであり、パイロット不適格ではないかと思っていたのだった。
「秋原君、ちょっといいかしら。あなたのお父さんの事なのだけれど、秋原幸雄は本当に圭一君をパイロットに指名していたのかしら。ちょっと気がかりなのだけれど、答えてくれるかしら」
一式有栖の質問に対し、圭一側はそういうのは直接親父に聞いて欲しいと頼むのである。しかし一式も譲らない、ここは学校ではないから、そういうのは通用しないと説明するのである。しょんぼりする圭一は、それに従い答えるのである。
「はい、確かにそうです。うちの父親は自分を推薦しました。ただ自分にその適性が無かったという事ですか。大型汎用機を落としたのは自分ですけれど」
「これからの話の事じゃない。大人になれず、子供のままでいると、皆を危険に巻き込むわよ。わかった? 秋原君」
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