第14話 宇宙のお嬢様、混成チームに加入の件
不気味な笑みを見せるサラ・サンダーに対し、一式は何を考えているのかしらと思っていた。秋原圭一がオオワシについて質問すると、我に返るサラ・サンダーである。
「そのオオワシってやつが今回の地球侵攻の首謀者って言う事で合っているのか、サラ・サンダーさん、本当の事を聞かせてくれよ」
「な、に、よー、こっちが考え込んでいた最中だったのに」
我に返ったサラ・サンダーは、圭一に対してきちんと答えてあげた。首謀者はオオワシである一派によるものだと説明すると、まだ発展が未知数な地球を攻め込んできたと付け足すのであった。
「さっき話したゼロインフィニティの件だけれど、地球単体では宇宙軍を追い返す事は難しいだろうから、私の協力が必要よ。その事を承知で、これからは行動をして欲しいのだけれど、それはいいかしら」
「え、あの、その」
急に黙り込む圭一は、彼女を急に受け入れろと言われても即答が出来なかった。信頼関係がある訳ではないので、急な話は無理というのが本音であった。しかしサラ・サンダーも、鬼ではなかった。受け入れるのが無理なら重要なポジションに着任させろと要求するのである。
「いいわねーそれ。それならこちらからお願いしたいぐらい」
それを喜ぶのは一式であった。是非うちの混成チームに入って下さいと言うと、サラ・サンダーは「私に任せなさい」と胸を張るのであった。
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