第11話 サラ・サンダーとの対面
「ケツだ、ケツを狙え。あのデカブツは後方の装甲が薄い」
秋原圭一も変形を解除し、狙撃銃を構えると、どこを狙うか悩んだが、友軍であるF-15Eのパイロットが応答してくれたので、即座に対応できた。
「了解。生きていたのですね、池上1等空尉。良かったです」
「俺は悪運だけは強いからな。本当の地獄を知るまでは、死なない」
一式有栖は池上1等空尉と知り合いなのか、秋原圭一が大型汎用機を狙撃で仕留めた後も、ずっと話をしていた。
「池上、あなたのおかげで敵が後退していくわ。感謝しなくちゃね」
一式有栖が色々と話し込むと、池上の戦闘機は自分の基地へ戻っていった。
「一式さん、色々と知り合いがいるようですが、池上さんはあなたの仲間と認識してもいいのですか?」
「そうよ。他愛もない話かもしれないけれど、あの方にはいつもお世話になってたから。秋原君、一旦自分の基地に戻るけれどいいかしら」
秋原がわかりましたと言うと、2機のゼロインフィニティは、九州にある基地に戻るのであった。一式有栖が紹介したい人がいると帰り際に言うと、秋原圭一は誰か気になる様子であった。
「えー、この人が宇宙軍のお偉いさんなのですか」
そして紹介されたサラ・サンダーを見ると、秋原圭一はたまげるのである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます