第21話 もう一人の貴公子

向こう側から来た男性

風格の良いがっしりした身体 黒に近い茶髪に整った頼りがいありそうな風貌


「リュダス伯爵」王女、マルガテーゼ姫「やあ、ヘンリー」マチルダ伯爵


「お召しにより参上しました 姫」

彼は跪き騎士の作法よろしく 王女の手の甲に軽くキスをする。

次にエレナの方を見て

「聞いた通り、まるで鏡のようにそっくりだ 

だが、ちょっと見劣りするな」ぶしつけな一言


「ヘンリー、相変わらずだな」

「あははっ アラン、アラン・マチルダ伯爵 わかっているだろう 俺の性格だ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る