さっちゃんの楽しい授業①

*注:このタイトルの話は、設定をなるべく分かりやすく且つ、読みやすいように会話形式でまとめるよう努力したものです。読まなくても問題は無いとは思いますが、読んでいただければさらに本編を楽しめると思います。暇なときに読んで頂けると幸いです。


* ㋚ — 紗智子

  ㋙ — 光一

  ㋕ — 楓

  ㋝ — 生徒



㋚「今回は、1年生の復讐をしていきましょう。まず、皆さんが扱っている"ギア"とは何でしょう。」


㋝「Exoギアの略で、クトゥに対抗できる唯一の力です。」


㋚「そうですね。クトゥには通常兵器のほとんどが効かないとされています。ですが、全く効かないというわけではありません。高火力・高コストの兵器、例えば大型のミサイルや艦砲、戦術核ですね。しかし、大群のクトゥにこれら高コストの兵器をばら撒くのは現実的ではありません。なので、このギアが最も有効的で現実的なのです。」


㋚「それではギアの歴史について解説していきましょう。ギアが開発されたのは17年前、丁度皆さんが生まれたぐらいの頃です。そして、ギアに関しての開発・研究はそこからさらに3年前、皆さんよく聞く"光の柱"が南極大陸に出現した直後に始まりました。当時、"光の柱"の出現跡には大規模な研究所が作られギアや魔力について研究されていました。しかし、ギア完成から11年後のある日、悲劇が起こりまた。これについては皆さん記憶に新しいと思います。"光の柱"の再出現、その影響で研究所は消滅。生き残りはわずか数名だそうです。なので"光の柱"については殆どが未解明です。そして、まもなくして地球外機械生命体<クトゥ>とその侵攻が確認されました。」


㋝「今、南極大陸はどうなっているんですか?」


㋚「現在、南極にはクトゥの大規模基地があり、奴らの本拠地となっています。」


㋕「ギアはどうやって作られているのですか?」


㋚「良い質問です。桜井さん。ギアはクトゥの動力源と思われる場所。魔力源、通称"コア"と呼ばれるところを分解・解析・調整・再構成をして今の形になります。」


㋝「せんせー、魔力ってどういったものでしたっけ?」


㋚「では、魔力についてもおさらいしましょう。」


                          授業②へ――

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