#4 楽しくて、忙しい

「ごちそうさまでした。やはりシュリル様の淹れる紅茶は美味しいです」

「シュリルは紅茶の天才だね!」

「はは、まあね」

 否定はしない。紅茶に関しては熱湯よりも熱い情熱を注いでいるのだから。ここは素直に褒められよう。だが安い茶葉をここまで美味しく飲めたのは、この赤いティーカップのおかげでもあるかもしれない。次に飲む時もまた同じカップにしよう。


「シュリル様、このあとのご予定は?」

「んー、まだ明るいし、四日ぶりに街の様子でも見に行こうかな」

「私もご一緒します」

 ボクの家や行きつけの店、グァンバデスのもたらした被害の状況を確認しておきたい。

「シュリル、街に行くの?」

 何か言いたげな顔をするマキア。シッダとの会話を思い出す。


「うん、行くよ。キミも一緒に来る?」

 ボクの言葉にマキアは目を輝かせた。

「いいの? やったー!」

「今度は私たちが街を案内しますね」

「イムリスに連絡しておこうか」

 コール石を取り出し名前を呼ぶ。石は淡く光りだし声が聞こえてくる。


「おう、なんだ?」

「今からボクたち街へ行くんだけど、マキアも連れて行っていいよね?」

「……」

 返事が聞こえない。悩んでいるようだ。

「まあ、お前たちが一緒なら大丈夫だよな。マキア、迷子には気をつけるんだぞ」

「はーい!」

「じゃあ、日が沈むまでには帰ってくるから」

 イムリスとの会話を終え、ティーセットを片付ける。


「それでは、出かけましょうか」

「マキア、もし疲れたらすぐにボクかウィルに言うんだよ?」

「うん!」

 初めてのものばかりの外出はマキアには刺激が強いだろう。こまめに様子を伺いながら街を回ろう。

 エントランスに行くと、階段から下りてくるシッダと鉢合わせる。

「おや、お出かけかい?」

「ん、ちょっと街まで」

「そっか。マキアも一緒なんだね、気をつけていってらっしゃい」

「いってきまーす!」

 大きく手を振り玄関へ向かうマキア。シッダは小さく手を振り返した。

「よかったね、マキア」

 去り際に聞こえた声は、とても喜びに満ちていたように聞こえた。


「やっぱり庭も広いなぁ」

 丸く切りそろえられた低木、整えられた生垣と無数の花。まるで絵本に出てくるような庭園が目の前に広がる。

「とても綺麗な庭ですね」

「シュナイドがね、いつも綺麗にしてるの」

「すごいね、シュナイドは頑張り屋さんなんだ」

「はぅ、お手入れしてる姿がとってもかっこいいんだよ」

 変わらない表情の下にはきっと愛情深い優しさを秘めているのだろう。

「今度見てみたいね」

「私も気になります」


 庭を抜けて門をくぐると、一本の道が街の入り口へと続いている。

「マキア様、ここを歩いて行くと街に出ます。心の準備はよろしいですか?」

「う、うん。ちょっとドキドキしてるけど、平気だよ」

「じゃあボクたちと手を繋ごう。これなら迷子にもならないし安心だよ」

「はぅ、ありがとう」

 小さな手がボクとウィルの手を掴む。ボクたちはマキアの歩幅に合わせるように歩く速度を落とした――。


「さ、着いたよ。ここがキミの憧れの街、ルトーデルだよ」

「ひ、人がいっぱい……」

 行き交う人の多さに圧倒されているのか、繋いでる手に僅かに力がこもる。

「大丈夫かい?」

 こくり、と頭が縦に揺れる。楽しみたい気持ちの方が勝ったようだ。


「それにしても、思ったより建物も綺麗な状態で安心した」

「この辺りはまだ被害が少ない方でしたからね。グァンバデスの出現位置に近い地区は損傷の激しい建物が多くて、修復魔法を使ってもまだ復興に時間がかかるそうです」

「そうなんだ……ボクも魔法が使えればなぁ」

 ボクには時間が無限にあっても魔力は無い。この世界の人間たちは差はあれど、産まれたその瞬間から魔力を持っている。なぜ自分だけがと考えたこともあったが、思い出すことのできない自身の過去が関わっていそうなので諦めてしまった。


「気に病むことはありません。シュリル様はグァンバデスに打ち勝つほどの力を持っているじゃないですか、それだけでも充分なのです」

 ウィルの瞳が強く訴えかける。

「ん、そうだね。魔法まで使えたら無敵になっちゃうからね、弱い部分があった方が可愛げがある」

「それでこそシュリル様です」

 冗談を交えて笑うと、ウィルの表情も和らいだ。


「わぁ! おっきな広場!」

「ダリナス広場だね」

 街の中央に位置するダリナス広場は、時計塔を中心に建物で囲まれた住民たちの憩いの場だ。ボクもよくここのカフェで広場を眺めながら紅茶を飲んでいた。

「ここではたまにお祭りが行われるんだ」

「お祭り?」

「お祝い事のある日に、みんなで美味しい料理を食べたり楽しい音楽で踊ったりするんですよ」

「すっごく楽しそう! もしかして今日はお祭りの日?」

 辺りを見回すマキア。どうやら参加する気満々のようだ。勘違いも無理はない。カラフルに並んだ露店、どこからか聞こえる愉快な演奏、鼻孔をくすぐる料理の香り。常にお祭りのように賑わっているのだから。


「違うよ。賑やかだけど、今日は普通の日。ここはいつもこんな感じなんだ」

 そうは言ったものの、心なしか人の数が少なく感じる。計り知れない脅威からの被害を考えれば当然か。むしろ四日ほどでここまで復興しているのなら大したものなのかもしれない。

「今度お祭りがある日はイムリスたちも誘って行こうか」

「はぅ、楽しみにしてるね」


 約束をしたのはいいが、このまま期待だけさせて何もせず帰るのは残酷だ。時間もまだあるので一つでも楽しい思い出を作りたい。

「そうだマキア、何か気になるものはあるかい?」

「え、気になるもの? はぅ……あれ、かな」

 青い屋根の露店を指さした。ぬいぐるみを売っているようだ。

「行ってみようか」

 店の前では店主が呼び込みをしていた。


「お、坊ちゃんたちいらっしゃい。可愛いのたくさんあるよ」

 台の上には所狭しと様々な人形やぬいぐるみが並べられている。やはり動物を模ったものが多い。

「気になるものはございますか?」

「えっとね……これ!」

 マキアが手にしたのは、頭がハートの形をしていて紳士のスーツを着た何かのキャラクターの人形だった。

「それは今子供たちの間で大人気のハート頭のジェントルマン、ハートロンだよ」

「ハートロン?」

「彼がいればどんな問題もたちまち解決すると言われているんだ」

 愉快な見た目にヒーローのような設定。なるほど、子供のツボを押さえているな。


「おじさん、これにするよ」

「はいよ、まいどあり。よかったなお嬢ちゃん、お兄ちゃんからのプレゼントだ」

「はぅ? ありがとう!」

 一瞬首を傾げたように見えたが、ハートロンの人形を抱きしめて喜んでいる。


「さて、日が沈む前に帰ろうか」

「もうそんな時間?」

 まだ見て回りたい気持ちは分かるが、外出初日に遅く帰ったらイムリスが心配のし過ぎで大変なことになるだろう。

「また街に行きたくなったら私たちに言ってください、いつでもご一緒しますよ」

「うん、そうする」


 三人並んで家路につく。行きに繋いでいた手は人形を大事そうに抱えている。気に入ってもらえてよかった。

「初めての街はどうだった?」

「人がいっぱいいて、ちょっとびっくりしたけど楽しかった!」

「ふふ、なら安心だ」

 この様子ならもう少し街を歩き回っても大丈夫だろう。次は時間に余裕を持たせて広場以外も案内したい。


「イムリスー! ただいまー!」

 玄関先にイムリスが立っている。落ち着きなくその場を右往左往する様子は、まるで初めて子をおつかいに出した親のようだ。

「おかえりマキア! 楽しかったか?」

「うん! 見て見て、シュリルが買ってくれたの!」

「おー、あたらしい人形か、よかったな。二人もマキアの願い聞いてくれてありがとうな」

「これくらいお安い御用さ」

 このプレゼントはボクなりの新しい家族への挨拶のつもりでもある。快く受け取ってもらえたならボクの方こそ嬉しい。


「マキア、ちょっと早いが先に風呂入ってきな、そのあと夕飯だ」

「じゃあハートロン置いてくるね!」

 そう言うと、自分の部屋へ戻って行った。

「お前たちも一緒に入るといい」

「え? いいの? マキアは――」

「別にかまわないぞ? むしろ髪とか洗ってやってくれると助かるんだが」

 何かかみ合ってない気がするが、いいと言われたのでとりあえず脱衣所へ向かう。


「ふぅ、四日も寝てるといろんなことがあるね」

 溜まっていた情報が一気に流れ込んで来たようで、さすがに少しだけ疲れを感じている。

「実は、シュリル様が目を覚ますのを一番待っておられたのはイムリス様なんですよ」

「そうだったの?」

「毎日必ずシュリル様の様子を見ていらっしゃいました」

 そんなに寝顔を見られていたのか、なんだか恥ずかしい。


「なんでそんなに待ってたんだろう?」

「私にも真意は分かりませんが、やはりマキア様のことで早く目を覚ましてほしかったのでしょうか」

「うーん、まあ、そういうことにしておこう」

 いつか全てを話してくれる日が来るだろう。そのためには良い信頼関係を築いていかなければ。


 服を脱ぎつつそんな会話をしていると、マキアがやって来た。

「お風呂、お風呂、みんなでお風呂」

 上機嫌で服を脱ぎ始める。日焼けを知らない白い肌があらわになっていく。幼い子供と言えど異性の裸を見つめるのは失礼だ。ボクは自分の服を脱ぐことに集中した。


「シュリル様、先ほどから気になっていたのですが」

「ん、何?」

「たぶん勘違いをしていると思われるのですが、マキア様は男の子ですよ」

「へ?」

 思わず間抜けな声が出てしまった。マキアの方を見る。そこにはボクと同じモノ、いやもっと可愛いらしいアレが付いていた。

「……教えてくれてありがとう」


 改めてマキアを見る。長い髪におっとりとした顔立ち、そして変声期を迎えていない高い声。これは間違えても仕方がないはずだ。そう、仕方がないのだ。

「ごめんね、てっきり女の子かと思ってたよ」

「大丈夫だよ」

 本人は全く気にしていないみたいだ。というより分かっていないようにも見える。

「私も最初は間違えてしまいました」

 苦笑いするウィル。だからボクの勘違いに気付いたのか。


「誤解も解けたことだし、風邪ひく前にまずはシャワーだ」

「マキア様、髪を洗うのをお手伝いしますね」

「お願いしまーす!」

 洗い場に並んで各々が体を洗い流す。疲れがお湯と共に流れ落ちていくのが分かる。


「お湯を流します、上を向いてください」

「んー」

 お湯が入らないように一生懸命に目を瞑るマキア。ウィルが髪に付いた泡を優しく丁寧に洗い流していく。その光景にウィルがまだ小さかった頃を思い出して懐かしくなる、

「キミもお湯が怖くてぎゅっと目を瞑っていたよね」

「よ、よく覚えてますね、そんな昔のこと」


 全身の泡を洗い流し、次はいよいよ大浴場。こんな大きな浴槽は人生初だ。

「はぁ~あったかい……」

 浴槽の端にゆっくりと腰を下ろす。程よい温度に包まれて、このまま体がお湯に溶けてしまいそうだ。

「気持ちいいです……」

「そういえば、キミとこうして一緒にお風呂に入るの久しぶりだなぁ」

 家の浴室が狭いのもあるが、ウィルが大きくなるにつれていつからか別々に入るようになった。なので、今こうしてしっかりと成長している体つきを見て感慨深くなる。


「ねぇねぇ、シュリルとウィルはいつから一緒にいるの?」

「そうだねぇ、ずっと昔からかな。話すと長くなるけど、のぼせちゃうからあとで聞かせてあげる」

 マキアは楽しそうにボクたちの顔を交互に見る。

「二人は仲良しさんなんだね」

「そう、とても仲良しさんだよ、ね?」

「ふふ、はい」


「――はーち、きゅーう、じゅうー、数えたよ!」

「よし、そろそろ上がろうか。美味しい夕食が待ってる」

 最後は肩まで浸かり、十数えたところで浴槽から上がる。体を拭いて脱衣所に戻ると人数分のパジャマが用意されていた。

「柔らかくて着心地いいね」

 ゆったりとしていて肌触りがいい。これは気持ちよく眠れそうだ。それとベルトを通すためのループも付いている、特注だろうか。とりあえず断呪牙を腰に掛ける。


「ふぅ、さっぱりしたー」

「ねー。あ、いい匂い!」

「これは、嗅いでいるだけでお腹が空きますね」

 扉の前からでも分かる芳醇なバター。そのあとに続くのは焼き魚の匂い。ということは――。

「よー、出たな。今日の夕飯は鮭のムニエルだぜ」

 当たった。食卓に並んだ五人分の皿。一人いないことに気が付く。


「シッダは?」

「急用で帰ったぞ」

「ん、そっか」

 彼はこの街で評判の高い医者だ。的確な診断と治療、そしてその柔らかい物腰が老若男女問わず人気なのだという。確かにボクもシッダと話していると安心感を覚える。


「――ごちそうさまでした」

 夕食を食べ終えて、ボクたちは先ほどの話の続きを聞かせるためにマキアの部屋へ向かった。


 マキアをベッドに腰かけさせ、ボクとウィルは近くのソファーに座る。

「さてと、どこから話そうかな……ボクとウィルが出会ったのは、もしかしたらまだキミが産まれていないかもしれないくらい昔なんだ」

 あまり過去にはこだわらないので、細かい数字は覚えていないが三百年ほど前のことだった。

「まずボクには、こことは別の世界を旅して回っていた時期があったんだ」

「別の世界?」

 不思議そうに目を丸くして首をかしげている。


「そう。この世界とは文明や人種も違う異世界さ」

「すごーい! どうやって行ったの?」

「ボクには魔力が無いからね、これの力かな」

 片側の横髪を耳にかけ、緑色の小さな宝石が付いたイヤリングを見せる。

「綺麗な色……」

「おかげで異世界への"門"が見えて、気軽に旅行ができるんだよ」

 気が付けば身に着けていたこのイヤリング。今はルトーデルの街が気に入って使うことは減ったが、そもそもこの世界には"門"がほとんど無いので、これ以上どこにも行けない状態のためにただのお洒落になっている。


「それで、ある時訪れた世界で妖獣を見つけたんだ。やせ細ってて小さいオオカミのね。気になって彼の住む山まで追いかけたら、今度は人間の子供が現れた」

 真剣な表情で話を聞くマキア。その瞳は好奇心に満ちていた。

「服を着ていなくて髪もボサボサ、鋭い目でボクを睨みつけていた。すぐにその子がさっきのオオカミだって分かったんだ。その様子を見てボクはなんとしてでもこの子を連れて帰ろうとした」

 その時のことはよく覚えている。過去を気にしないと言っても、大事なことは忘れない。

「何日も山に通って心を開いてくれるのを待った。六日くらいしてようやくボクの手から食べ物を受け取ってくれてね、あんまり嬉しかったから名前を付けたんだ、ウィルって。それがボクたちの出会いかな」


「……え? ということは、ウィルってオオカミさんなの!?」

「はい……厳密に言うと人間とオオカミのハーフですね。人狼と呼ばれています」

 ウィルはソファーから立ち上がり、部屋の真ん中に佇んだ。

「マキア様には特別に私の秘密、お見せいたします……"ルナ・カンビオ"」

 呪文を唱えると、妖しい煙に包まれ姿が見えなくなる。

「だ、大丈夫かな?」

「大丈夫だよ。怖がらないでね、これがウィルのもう一つの姿――」


 煙が晴れるとウィルは、大きな耳と長い尻尾を生やし全身錆色の毛で覆われたオオカミに変身していた。

「わぁ……!」

 おそらく初めて目にしたであろうオオカミの姿にマキアは息を吞んだ。

「撫でてみる? ほら、フサフサで気持ちいいよ」

 お手本を見せるようにウィルの頭を撫でる。嬉しそうに喉を鳴らすウィルを見て、マキアはそばに近づきそっと手を伸ばした。

「ホントだ、フサフサしてる!」


 動く耳に揺れる尻尾。オオカミの姿になると人間の姿の時より感情表現が豊かになる。本人は気付いていないが。

「もし何かあった時は私の背中にお乗りください。すぐにその苦しみから連れ出して見せます」

「はぅ、頼りにしてるね」


「ありがとう、もう戻っていいよ」

「はい……"ソル・カンビオ"」

 人間の姿に戻ったウィルに突然マキアが抱きついた。

「ど、どうされましたか、マキア様?」

「すっごくかっこよかった!」

 尊敬の眼差しをもろに浴びたウィルは、気恥ずかしさにボクの顔を見る。

「ふふ、よかったね」

 ボクは笑って返した。


「あ、もう寝る時間」

 時計の針は九時を指していた。

「寝る支度をしなきゃ。素敵なお話を聞かせてくれてありがとう、おやすみー」

「そうだボクも寝るのに部屋を決めなきゃいけなかった。あよすみ、また明日ね」

「おやすみなさいませ、マキア様」

 慌てて洗面所に向かうマキアを見送ったあと、ボクたちもそれぞれの用事を済ませるために行動を別にした。


「やっぱこの部屋かな」

 複数の部屋を見て回り考えた結果、マキアの部屋の一つ隣の部屋を使うことにした。これなら有事の際はすぐに駆け付けられる。

「もしかしてここのお部屋使うの?」

 歯磨きから戻ってきたマキア。眠たそうな顔をしている。

「ん、ここならマキアに何かあってもすぐに助けに行けると思ってね」

「はぅ、嬉しいな」


 ふらつくマキアをベッドに寝かせ、ボクは決めたばかりの部屋へ戻った。

「今日はいろいろあったなー」

 こんなに忙しない日は久しぶりだ。だが不思議と辛くはない。むしろ退屈を忘れさせてくれそうな新しい日常に心が躍っているほどだ。

 剣を置きベッドに横たわり目を瞑る。意識は徐々に夢の中へ吸い込まれていった。

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