第12話
スタミナ自動回復に全振りした後、スキル振りをせず放置していた。
俺はステータスを開く。
ハヤト 男
レベル:1
固有スキル 訓練:LV3
ジョブ:闇魔導士
体力:1+100
魔力:1+40
敏捷:7+100
技量:1+100
魅力:0+70
名声:0
スキル・体力アップ:LV10・魔力アップ:LV4・敏捷アップ:LV10・技量アップ:LV10・魅力アップ:LV7・スタミナ自動回復:LV10【UP!】 ・武器 初心者卒業ロングナイフ:20 ・防具 初心者卒業防具:30
前プレイした時はステータスアップスキルを全部カンストさせていた。
だが少しでも早く前に進みたい。
一番欲しいスキルは斥候の敵感知と罠感知だ。
だがこれはジョブチェンジに金がかかるから今は無理だ。
これを取らないとダンジョン2階に進んで簡単にハメ殺される
学園で貰える斥候の紋章を付ければ問題無いがそれも出来ない。
しばらく1階か。
今のスキルポイントを全部使う。
ナイフと投てきスキルを取るか?
それか呪い耐性と闇魔法スキルを取るか……
HP自動回復も欲しいけど、取ってもスキル枠が足りなくなる。
ナイフと投てきにしよう。
その2つを取ればダメージを受けにくくなる。
ハヤト 男
レベル:1
固有スキル 訓練:LV3
ジョブ:闇魔導士
体力:1+100
魔力:1+40
敏捷:7+100
技量:1+100
魅力:0+70
名声:0
スキル・体力アップ:LV10・魔力アップ:LV4・敏捷アップ:LV10・技量アップ:LV10・魅力アップ:LV5・スタミナ自動回復:LV10・短剣:LV5【NEW!】・投てき:LV4【NEW!】・武器 初心者卒業ロングナイフ:20 ・防具 初心者卒業防具:30
コンコン!
「ハヤトさーん、お風呂が空きましたよー!」
「ありがとう!」
俺は風呂に向かった。
浴室の中に入ると裸のエリスが居た。
俺はすぐに扉を閉める。
「あれ?幻か?」
「ま、幻じゃないよ」
扉が開くと紋章で瞬時に服をまとったエリスが居た。
エロゲなのに即服を着た、だと!
エロゲ製作者は分かっていない。
「どうして、ここに居るんだ?」
「僕もこの宿に泊まっているんだ。聞いていないのかい?」
「いや、初耳だけど、あの子ならそういう事をしそうだ」
「ふふふ、そうだね」
「あー!すいません!うっかりしていました」
トレイン娘が走って来る。
「いや、気にしなくていい。ミスは誰にでもある。疲れていたんだろう。決して責める気はない。グッジョ、いや、何でもない」
「エリス!びちょびちょじゃないですか!」
エリスの髪も体も濡れていた。
服が肌に張り付いて少し透けている。
「ご、5分だけ待ってくれないかい?すぐ上がるよ」
エリスが上がった後風呂に入る。
俺は湯船に入り、ふつふつと怒りがわいてきた。
即服を着れる紋章装備設定はラッキースケベとしてマイナスでしかない!
俺は憤りを感じた。
違うだろう!
俺が普通に生活しているだけで女性のスカートがめくれあがったり、裸を見られてどうしようも出来ず恥ずかしがる。
そういうシチュエーションだよ!
その後エリスが恥ずかしがって取り乱して更なるエロに発展する王道パターンはどこに行った!
俺が何も悪い事をしていなくてもラッキースケベが転がり込んでくる文化が至高と言える。
……でも、濡れて服が張り付いたエリスも良かった。
一生の思い出にしよ。
こうして遅い夕食を3人で食べ、ベッドに横になる。
エリスと話をしてて分かったけど、俺の隣の部屋にエリスが居るのか。
この世界の女神はエロスティアだ。
いるかどうかわからないけど願いを捧げよう。
エリスが寝ぼけて俺に抱きついて眠っていますように。
そして起きたら『ごめんね!僕たまにやっちゃうんだ!』と言って焦って更にエロイベントが起きますように。
そしてそれが毎日起きますように。
エリスが俺をねぎらって薄着のままマッサージをしてくれますように。
いや、やっぱり俺がエリスをマッサージしてどこをどう触ってもいい状況になりますように。
エリスと雪山に行って遭難して紋章装備を超える寒さになって強制的に抱き合うイベントが起きますように。
エリスと海に行って魔物に襲われてうまい具合にエリスの防具の耐久力だけが無くなって強制的に全裸になってそこから更にラッキースケベ連鎖が起きますように。
エリスのお金の問題が解決して『僕このままじゃ耐えられないよ!絶対に体で返させてもらうよ!』と言って体で返す限定のイベントが起きますように。
俺は眠りについた。
『王国歴999年冬の月60日』
コンコンコンコンコンコン!
俺はノックで目を覚ます。
まだ夜明け前だぞ?
ノック多くね?
俺は扉を開ける。
「興奮して早く起きたのでダンジョンに行きたいです!」
トレイン娘と俺は同レベルだった。
俺と同じで目が冴えて日の出前に起きたか。
俺は精神的なダメージを受ける。
俺達は夜明け前からダンジョンに向かった。
俺とトレイン娘は同じか。
エリスを見ると眠そうにしている。
「エリス、眠くないか?」
「んぁ、大丈夫だよ」
寝起きのエリスの声、好きだな。
色気がある。
「さあ!張り切って行きますよーーーー!」
トレイン娘はトレインしそうな性格だ。
「そう言えば名前聞いてなかったな。トレイン娘のイメージしかない」
「トレイン娘、いいですね!仲良しっぽいのでそう呼んでください!」
名前は答えてもらえなかった。
「トレイン娘のおかげで目が覚めて来たよ」
「トレイン娘、声が大きい」
「興奮してしまってつい!」
「この子は天真爛漫だからね」
「もっと大人になった方が良い」
「えへへへ!よく言われます!」
「トレイン娘が心配だよ」
「ダンジョンに入ったら俺の後ろにいてくれ。はぐれないようにな」
「俺の後ろにいてくれっていいですね。もう一回言って欲しいです」
「もうダンジョンの前か!早いな!」
「トレイン娘と居ると時間はあっという間だよ」
「皆トレイン娘の名前を言わないよな。俺死ぬまで名前を知らないパターンじゃね?」
「まあまあ、いいじゃないですか、パーティー登録をしましょう」
パーティー登録をすると経験値は均等に分配される。
俺だけが魔物を倒しても皆に均等に分配される。
契約が終わりパーティー登録が終わった。
「エリスは紋章錬金術師でハンマー使いか?」
「そうだね、でも強くはないんだ」
「いや、問題無い。すぐレベルは上がるからな」
トレイン娘が次私は?という顔で見てくる。
「トレイン娘は?」
「私は斥候で武器は短剣です」
右手の紋章が光ってダガーが出てくる。
短剣スキルは基本スキルで取得できるが、アーツスキルは斥候のジョブで取得可能だ。
武器が俺と被っている。
いや、いいんだけどさ。
「そっかそっか。分かった。最初は俺の後ろにいて欲しい」
「分かったよ」
「分かりました!」
俺達はダンジョンの魔法陣に乗ってワープした。
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